こんにちは。群馬県立高崎女子高校2年の
畑中佳乃(はたなかよしの)です。
よろしくお願いします。
《第3回講義を終えて》
私が今回のサイエンスワークショップで1番印象に残った発表は7班さんの『Analysis of the difference of speech emotion between English and Japanese 』です。パワーポイントの中でテストをJapanese、テンプレートをEnglishにした場合、怒りのパーセンテージがゼロであったことに私は驚きました。日本人の怒りは海外の方から見ると、怒っているようには見えないの⁈とても疑問に思いました。
日本人は外国の方から、遠慮をしがちだ。などと言われることが多くありますが、これが影響しているのでは⁈と初め私なりに考えました。怒りを表すのに相手を気遣って表現したために0という結果が出たのだと推測しました。確かに日本人の譲り合いな心は社会と上手く共存して行くためには大切なことだと思います。また侘び寂びの心は日本の文化でもあり、世界に誇れるものであるとも思います。しかし、海外でプレゼンなどを行うなどとなった場合、これではいけないのは明らかです。たまに自信がないために相手の目を見て話せない日本人がいますが、外国の方からすれば、これはとても不信感を与えてしまう行為になると聞いたことがあります。
後に、発表者さんに質問したところ、これはコンピュータが日本人の怒りの表現を全て楽しいという感情として読み取ってしまったために、このように怒りのパーセンテージが0になるという結果となってしまったと教えてくださいました。それでこの結果から言えることは、日本人の怒りの表現は外国の方からすると楽しいという感情に受け取ってしまうこともあるということです。それほどまでに日本人は感情の表現を上手くできないということです。私はこの発表はとても興味深いと思ったし、日本人がもっと感情表現に強弱をつけるべきだと主張する良い資料になると思いました。
このワークショップに参加し、実際にイギリス人の生徒さんたちと交流したことで、まだまだ自分には足りないところがたくさんあると実感しました。まずは、積極性です。イギリスの生徒さんはわからないことや疑問に感じたことをその場で質問して、その場で解決しようとする姿勢が多く見られました。それに比べて私は、分からないことがあっても手をあげることもなく、あとあと発表が終わってから個別で質問するという、自分でも本当に情けないと思います。科学の世界、研究の世界では、何故だろうと疑問に思うこと、それを自ら考え、調べたり、人に聞いたりして解決すること、そこに面白さがあり、またそこに成功する秘訣があるのだと考えます。分からないことは、恥ずかしいことではなく、自らを成長させるいいきっかけだと思って、これからは積極的に取り組み、知りたい、学びたいという気持ちを大切にしていきたいです。
最後にサポートしてくださったスタッフさん、一緒に学んだ卵の皆さん、この発表をするまでに大変だったと思いますが、準備をして素晴らしいワークショップにしてくださったイギリスの生徒さんや卵の先輩方に感謝したいです。ありがとうございました。
投稿者:群馬県立高崎女子高等学校