東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成30年度 活動ブログ

平成30年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.09.08

リアクション命

言いたいことはタイトルの通りです、以上。と言って終了しても良かったのですが、せっかくなので第4回科学者の卵養成講座を振り返っていきたいと思います。紹介が遅れました、群馬県立前橋高校の東桔也です。

今日は主に2つのプログラムがありました。

まず1つ目は、東北大学と京都大学とのコラボ企画・パネルディスカッション「キミの現在と未来、そして、科学を語ろう!!」です。スケジュールに170分間と記載されていて、
「ダルいなぁ」
と思ったのは私だけではないはずです(いや、私以外の優秀な卵の皆さんはそうでないと信じたい)。しかし、パネルディスカッションが始まった瞬間、そんな思いは泡のように消えました。普段聞くことのできない生の大学生の声がこんなにも自分たちの心に響いて来るとは...。特に印象に残ったのは、「Google翻訳があるのになぜ英語を勉強するのか?」という話題でした。ある大学生パネラーは、
「英語は、自分からコミュティに入る意思表示だ。」
とおっしゃっていました。革新的すぎました。確かに、外国から来た転校生が頑張って日本語を話しているのを見て、手を差し伸べたくなった経験が私にもあります。納得ですね。将来、特に研究者は海外との連携がとても重要になると思うので、「下手でも伝えようと思う気持ち」を大切にして英語学習を頑張りたいです。

次に2つ目は、「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」です。第1回のブログでも書いた通り、私は生物に苦手意識を持っているので、その反省を活かして講義内容の予習をしてから臨みました。おかげで理解が深まり、110分間があっという間に感じられました。特に衝撃的だったのは、自家不和合性(自家受粉の発芽阻害や花粉管伸長阻害により自家受精が妨げられること)のリンゴ「ふじ」についてでした。
「違う品種の花粉をかけて同じ果実ができるのはなぜ?」
という質問に、新たな知識と常識がグチャグチャになりました。タネ明かしは(リンゴだけに)、私たちが普段食べている部分が「種子」ではなく「果実」だと言うことです。果実は子房が膨らんだもの、つまり母方の一部だから違う品種の花粉をかけても同じ味がするのです。これが分かった時のスッキリ感は一生忘れません。

さて、タイトルを回収しないままここまで読んでいただき、ありがとうございました。なぜリアクションが命なのかですかって?それは、今日の講座で(私も含めて)沈黙があまりにも多かったからです。様々な人との交流によって深まる知識もあると思います。ぜひ、次回からは積極性溢れる講座にしましょう。

卵の殻、破ってますか?

投稿者:群馬県立前橋高等学校

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