こんにちは、宮城第一高等学校一年の大場春佳です。第四回科学者の卵も、視野が広がり、有意義なものでした。今回は主にディスカッションについて書かせていただきます。
今回のディスカッションのメインは「科学は社会・世界を幸せにするか」という課題だったと思います。私は「科学の力だけが社会・世界を幸せにするわけではなく、科学を利用する人間の使い方によって幸か不幸かが変わってくる」と思いました。例えば、兵器なんかが良い例でしょう。兵器にもいろいろありますが、化学兵器である毒ガスや焼夷弾などは科学の発達が生み出した産物です。これは人間が科学を間違って利用したことが原因で起こってしまった不幸だといえます。
しかし、世の中には科学を正しく良いことに使おうとしている人はたくさんいます。最近聞いた話ですが、乳がんを早期発見できるIotブラジャー(以下eva)をメキシコの19歳の男の子が開発したそうですね。乳がんは腫瘍が発生した際、その部位に血液が大量に送られることで感触の変化と体温上昇が体温上昇がみられるそうです。これらの変化に敏感に反応し、同じ状況が継続すれば、乳がんのリスクが高いとするそうです。この開発で、乳がんでの死亡率が高い日本の女性は救われるでしょう。これは人間が科学を正しく使おうとした良い例です。
結局科学が社会・世界を幸せにするかどうかは人間の科学との付き合い方で変わるのではないでしょうか、というのが私の意見です。
私の意見はともかく、私が一番印象に残っている意見は井上さんの「他との連携も大事」という意見です。民間との連携によって、研究を進める体制を整えたりすることで、幸せにできるような研究をしやすくすることは確かに大事だと思いました。
パネリストやオーディエンスの意見を聞いて、私の視野は倍以上に広がった気がします。
申し訳程度ですが、自家不和合成の話も少しさせていただきます。
自家不和合成の植物は自分の花粉では絶対に受精せず、ほかの植物の花粉でないと受精しないものでした。一方、自家和合性の植物は自分の花粉で」受精する植物でした。完全な理解はまだあまりできていないので、多くは語れませんが、自家和合性の植物の良いところは、周りに植物がなくても子孫を残せるというところだと思います。自分だけで受精して子孫を残せるならそれに越したことはありません。子孫自体は背が低くなったりしてしまいますが、ダーウィンが気づいたヒーローという現象が期待できないわけではありません。しかし、現在の植物の多様性は自家不和合成の植物が生殖を繰り返してできた結果なので、自家不和合成の植物には感謝しなければいけないところもあります。植物って不思議、すごい、というのが私の感想です。
今回の科学者の卵では同じ高校の友達と意見の交換ができました。できれば他校の方とも意見の交換をしてみたかったのですが、話しかける勇気もなく結局今回の講座では他校の方と交流することはありませんでした。次回の講座では積極的に話してみようと思います。
まとまりの無い文章で申し訳ありません。ありがとうございました。
投稿者:宮城県宮城第一高等学校