初めまして。宮城県仙台二華高等学校1年の早川美衣(はやかわみい)です。早くも第4回講座が終了しました。毎回興味深いテーマで楽しく参加させていただいています。東北大学青葉山キャンパスに行くのもだいぶ慣れてきました。ブログを書くのは人生初めてで少し出遅れてしまいましたが第4回の講義について書きたいと思います。
今回は2つのテーマがあり、まず1つ目は京都大学コラボ企画・パネルディスカッション「キミの現在と未来、そして、科学を語ろう‼」についてです。4名の方の5つの話題について聴講しました。どれも興味深いものばかりでした。特に「翻訳機能が発達している現在、英語を学ぶ意味があるのか」という話題については深く考えさせられました。私は中学2年生が終わる春休みにシンガポールへ短期のホームステイに行きました。3歳から英会話を習っていたもののホームステイは初めてだったので、何度もつまづきながら会話をしているうちに、私は「伝えようとする心」の大切さを実感しました。パネルディスカッションでもあったように、会話をしようとする意欲が大切なのです。確かに翻訳ソフトなどを使えば正確に会話をできるかもしれません。しかし、例え正確な英語ではなくても伝えようと努力をすれば、外国の方と心からの交流ができることを体験しました。また、「科学は社会・世界を幸せにするか?」という話題も深く考えさせられました。科学は誰かを幸せにすれば、他の誰かが傷つく。科学は個人を幸せにしても、世界を幸せにするのは難しいという意見に納得しました。誰かの幸せの裏では誰かが傷ついているということを忘れないようにしなければいけないと思いました。
次に2つ目の「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~についてです。今まで考えていたこと以上により深くまで考え、どれも面白いものばかりでした。特に興味を持ったのは、チャールズ・ダーウィンがマルバアサガオで発見した「ヒーロー」という現象です。なぜ途中までは自殖弱勢が現れるのに6世代目で他殖個体より大きくなるのか不思議に思いました。他殖性の植物が自殖へ適応できると知り、生命の強さを感じました。
最後に、講義をしてくださった先生方や関係者の方々、ありがとうございました。この科学者の卵を通して、多くの他校の方々との交流も楽しみの1つにしています。次回の講座も楽しみです。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校