仙台青陵中等教育学校2年の小川祐奈です。少し遅くなりましたが、定期テストも無事終了したので改めて振り返っていきます。投稿しようしようと思いつつなかなかできず、今回が初めての投稿となります。以前の講座についても追い追い投稿していきたいと思います!
今回の企画は京都大学の大学生さんとのパネルディスカッションと渡辺先生の講義の2つでした。
パネルディスカッションのテーマは「キミの現在と未来、そして、科学者を語ろう!!」で、これらはいま科学者を目指している私にとってとても面白く、役に立つものでした。
大学、大学院は大学受験を控えている私にとってまだ想像のつかないものです。私は漠然と大学に行ったら何をするのか考えていましたが、ほとんどのパネラーの方々が大学、大学院は自由で高校とは全く違うとおっしゃっていました。私が何をしたいのかというのをしっかりと考えていないと大学生活はすぐ過ぎてしまうので、大学に行ってからの短い期間を将来にしっかり活かせるよう、今のうちにビジョンを持つことが大切だと思いました。
また、私は高校で運動部に入っており、研究活動を行ったことはありません。そのためなかなか大学での研究の詳しいところが想像できませんが、研究内容を講義で聞いたり、資料を頂いたりしながら自分が興味を持て、世の中に役立つような研究ができればいいなと思っています。
今回のテーマの中で最も大きいものは科学は社会・世界を幸せにするか?だと思います。4人の方々の意見を聞いて、どのような研究を行っているかによって世界を見ている切り口が異なり、全ての意見に共感できました。私は、科学は社会・世界を幸せにできると思います。なぜなら、やりたいと思ったことをできる社会が出来上がったからです。科学の進歩の原動力はやはり当時できなかったなにかをやりたいというところから来ていると思っていて、それが出来上がってきているというのは素晴らしいことだしそれによって出来ることがもっと広がっていくと思います。
渡邉先生の講義は高等植物の''自家不和合性"についてでした。私は今まで自家不和合性という言葉を聞いたことがなかったのですが、同じ植物という括りの中でも何種類もの受粉システムがあり、それは自分たちが進化する中で最も有利な方法を取ってきたからだということを知りました。植物の"彼氏"と"彼女"は結ばれるべくして結ばれていたんですね...!!
生物という科目を学んでいくにつれて、生きているもの全てが存在しているシステムは様々ですがすべてそれぞれの個体に利益になるようになっている、そんな"進化"は素晴らしいなと毎回思わせてくれます。もっとたくさん学びたいと思わせてくれる奥深い世界を少しでもいいから多く知りたいと思っています。
科学者の卵に参加してみて、なにを将来したいのかというリアルなものを掴むことができました。まだ講義に参加するという受け身な形でしか活動できていませんが、より多くのことを得られるように生かしていきたいです。
最後に...1番印象に残ったのは地震などの災害を研究なさっている学生さんのお話で、その研究には災害を経験した方々の傷に触れることも多く、周りから心無い言葉をかけられることもあったそうですが、災害で命を落とす人がいなくなってほしいという強い思いで行っているそうです。自分も強い意志を持って世の中に還元できるような研究を行いたいと改めて思ったし、研究者さんたちの見えないところでの努力で私たちの生活が成り立っているのだなと思ってそれを、もっと世の中に伝えていきたいなと思いました。
次回の分野は自分のかなり興味のあるところなので楽しみにしています。また多くのことを吸収したいと思っています!長文ご覧いただきありがとうございました。
投稿者:仙台市立仙台青陵中等教育学校