大幅に遅れてしまいました。
こんにちは、宮城第一高等学校の金川恵都です。今回は第四回の講座についてブログを書いていこうと思います。
さて、先ず前半のパネルディスカッションでは、パネリストの先輩方が「キミの未来、そして、科学を語ろう!」を題目として様々な課題を互いの意見を聞き、発言して、私たち自身もパネルディスカッションの理解と其々の題目、課題について考えるという意見の交流に成る場であったと感じております。特に私自身が面白いと感じたものは「科学は社会・世界を幸せにするか?」という課題でした。先輩方の意見はわかれる形になり、其々の視点から見ることが出来て「嗚呼、そのような見方もまた一つなのか。」と感じた部分も多々ありました。ここでその時考えた私の考えは「幸せにしない。」でした。勿論科学は人々が望むものを実現させる為使われているのであって、形になれば「最大多数の最大幸福」にかなっていると言えるでしょう。しかし科学がもし仮に発展を遂げたとして大袈裟な表現をすると、アメリカで製作されたデトロイトが舞台の某ゲームのように、アンドロイドが人々の家事や仕事を代わりにやってくれる使用人となる世界になったら。さらにはディズニー制作の映画ように人々は何もしなくて良い、荒廃した地球から離れパラダイスのような飛行船の中で暮らし、その船を全てコンピュータが管理することになったら。
私たちは「幸せ」でしょうか?
私たちの幸福の概念は「与えられた」幸せだけで幸せなのでしょうか?
私はそうは思いません。
私たちは常に幸せを求めています。その為には多くの苦難を乗り越えたり、努力を重ね、幸せの味をやっと知るのです。
「満足な豚でいるより、不満足な人間であるほうがいい。」と言うように、「科学」だけで幸せではいけないと思うのです。
「科学」を使うのはいつだって私達「人間」です。つまり「科学」は単なる道具であり、幸せにするように導くのは人間です。科学だけではないことを忘れてはいけません。その為にも私達は「科学」を使うために他者依存する傾向の現代から少しでも逸脱できるように「自立した精神」を持つことを、秩序の中に真の幸せがあることを忘れないようにしなくてはいけない。それが「社会・世界を幸せにする」方法だと考えました。
きっと私が「幸せにする。」と答えるのは、
「秩序の範囲内で人々が使う科学は社会・世界を幸せにするか?」
という問われ方であるときかなと思いました。
次に「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等生物の自家不和合性」が題の植物分子育種分野の講習でした。
ここでは自殖性植物と多殖性植物と取り上げ、意外と単純ではない植物受粉システムについて学びました。受粉という植物の活動自体本来簡単なもので、花粉さえあればできるものなのではないのかと考えていた私にとってはとても吃驚する要素が沢山ありました。花粉は自己花粉か他化花粉かで選ばれることには特に驚きました。今までの固定概念が壊れ新たな知識に触れることはとても新鮮でしたが、何せその知識に関しては殆ど知識がなかったのでとても理解するのに多大なる時間がかかってしまいました。でもまだ「こういうことなんだよ。」と言えるまでには達せていないような気がするので、図書館でも書店でもいいので講習中の資料にあった本を一度手に取ってみるのもまた一つかなと思いました。
十月ではまた新たな分野に触れられることに期待を馳せ今回はこれまでにしたいと思います。
ここまでの文章お読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします。
投稿者:宮城県宮城第一高等学校