ブログご無沙汰してました。こんにちは、山形県立米沢興譲館高等学校の小嶋華です。
今回は、サイエンスチャレンジとても楽しかったです。初めてお話する人と意見を交換するときは主張と譲歩のバランスが大切だと学ぶことができました。時間が限られているなかで、自分のアイディアと仲間のアイディアを組み合わせて協力出来たことが、終わった後の悔しさと大きな達成感につながったのだと思います。渡辺先生がおっしゃっていた、「とにかく自分達は頑張ったのだという、何らかの記録を時間内に残さなくてはならない」という言葉が印象に残りました。記録がなければやっていないのと同じだということを肝に銘じたいです。
サイエンスチャレンジの後の浅井先生の講義、「進化する航空機」も学びが多い時間でした。19世紀初頭に英国の物理学者ケイレイ卿が現在の飛行機の概念を初めて示したことから、生まれた時に既に産業革命後だったという時代背景も関係しているのではないかと思いました。イギリスでは機関車も発明されているので、様々な乗り物がイギリスからスタートしています。また、ライト兄弟の飛行実験の内容は驚きの連続でした。小麦のはこで作った風洞で1年に200種類の翼を試したことが特に驚きです。200種類もデザインが浮かぶこと自体、「飛行」の基礎を理解して、過去の文献を徹底的に調べなければ出来ないと思います。教科書の内容を頭に詰め込んで、「頑張った」「疲れた」と言っている自分が少し恥ずかしくなりました。せめて自分が興味を持っていることを興味で終わらせないように、積極的に情報を集めたいです。
2コマ目の堀井先生の講義、「分子・遺伝子で診断し、治療への道を拓く『分子病理学』は少し難しかったです。抗がん剤は増殖細胞を殺しているので、副作用が多いという短所があることは分かりましたが、抗がん剤に代わって注目されている免疫チェックポイント抗体については全く分かりませんでした。
分子・遺伝子で診断するという内容だったので、20日のサイエンスカフェで遺伝子について学んだことを早速振り返ってみたいと思います。がんの原因の2トップはタバコと食事で、遺伝が原因になるのは全体の約5パーセントしかないそうです。アメリカでは、がん患者カードという方法のゲノムリテラシー教育システムを導入していると知りました。このがん患者カードが成果を出して他国に広まれば、13日の講義であった個別化医療に直結するはずです。
科学者の卵とサイエンスカフェが続いて様々な新しい情報が入り、頭からあふれそうです。ただ知識を詰め込むのではなく、私の学校で行われる東京研修にも役立てていきたいです。今年は来年のSSH活動のために、残りの講座もしっかり卵を温めたいです。
投稿者:山形県立米沢興譲館高等学校