昨日は学校行事で30kmの耐久レースが行われました。何とか完走できましたが,今も筋肉痛が残り,歩くのが苦痛です。今日は振替休日だったので,前回の受講内容を整理しブログに投稿します。
午前中のプログラムはサイエンスチャレンジでした。モールでタワーを作り,頂上にピンポン玉4個を載せられる構造に仕上げる作業です。3~4人でチームを組み,制限時間内にどのくらい高いものを作れるかを競いました。私たちのチームは様々なアイデア,意見を出し合い,強度を保ちながら高さを伸ばしていきました。優勝できるかもしれないと期待をしながら組み立てましたが,結果は2位でした。
午後の最初の講義では,浅井先生による航空機の歴史と技術開発を聞くことができました。
飛行機が飛ぶ仕組みの中で揚力や推力といった言葉は何度も聞いたことがあったのですが,よく理解していませんでした。説明していただいた図や映像はとても分かりやすく,また,飛行機の翼,形状に様々な工夫が施されていることを知り,安定に飛行するための多くの条件が飛行機には備わっていることが理解できました。
講義の中ではニュートンの揚力発生理論やベルヌーイの定理など難しい式が多く出てきました。これらの理論や公式がどのように航空機に関わっているのかを理解することができました。
堀井先生の講義は主にがんの治療についてでした。私は以前からがんについて興味があったので,今日の講義を楽しみにしていました。
がんについて勘違いをしていたこともいくつかありました。全てのがんは痛みを感じないと思っていました。膵臓がんの説明では,がんが神経に攻撃をする際には激しい痛みを伴うと聞いて驚きました。
乳がんの罹患率においても初めて知る知識が多く,とても勉強になりました。乳がんは女性ホルモンが深く関係しているということは知っていたので,若い年代で乳がんを患うのは不自然な感じがしました。しかし,がん抑制たんぱく質を生成する遺伝子の変異が,乳がん患者が多い家系で頻繁に起こっていることなどから,わずかながら理解できました。
膵臓がんの話も初めて知る知識ばかりでした。膵臓がんは原因がまだわかっていないということを聞いたことがあります。5年生存率,10年生存率のグラフを見て,他のがんに比べて治療が難しいがんであることが分かります。切除したとしても5年生存率が13.2%ほどであり,手術の効果がないことに驚きました。
以前にテレビで膵臓がんの早期発見に向けた研究を見たことがあります。そこでは,エコー検査によって膵臓がんになる可能性がある人を絞り込み,早期発見を目指すというものでした。膵臓がんに関してはまだ研究が進んでいないのだと感じました。
講義を聞いてやはりがんは恐ろしい病気であると感じました。幸運にも私の家系にがんを患った人はいませんが,将来科学者として活躍するためにも規則正しい食生活や運動を行い,がんの予防に努めたいと思います。
投稿者:栃木県立栃木高等学校