東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成30年度 活動ブログ

平成30年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.12.16

「科学者の卵」第七回講座を終えて

 こんにちは。宮城県仙台二華高等学校1年生の関谷夏子です。

 第7回講座について投稿します。


 今回は、日本農芸化学会連合シンポジウム「微生物と私たちの環境・暮らし・健康~世界に誇る日本の応用微生物学研究~」に参加しました。

 このシンポジウムでは、六つの講演を聴講しました。ここでは、私が面白いと感じた二つについて紹介します。

 一つ目は、五味先生の「お酒や醤油造りに必要なこうじ菌の酵素はどのように生産されるのか?」です。こうじ菌は、日本を代表するもののひとつでもある「和食」をはじめとする料理において、無くてはならない酵素の一つです。今回の講演では、一つの生物としてこうじ菌はどのような働きを持った酵素なのかということを学ぶことができ、私たちの日常生活に身近な存在であるこうじ菌への視点が広がりました。

 私が最も印象に残っているのは、こうじ菌には、私の予想以上にたくさんの働きを持った酵素であるというところです。具体的には、製造するものによってそれぞれの種類がある、固体培養環境を感知しているというところです。また、私は、たんぱく質をこうじ菌の酵素でアミノ酸やペプチドにまで分解するときに、和食の重要な特徴の「うま味」が作り出されているということにも驚きました。

 二つ目は、岩田先生の「ミドリムシで広がるものづくり」です。私は、ミドリムシの小さなその身体の中には、たくさんの働きが隠れているということに興味を持ちました。具体的には、ビタミン、ミネラル、不飽和脂肪酸など多岐に渡る栄養素がまんべんなく含まれている、ミドリムシにしかないとされている多糖パラミロンという成分を持っているということです。このパラミロンは、血中のコレステロールや脂肪の排出を促すことが期待されているそうなので、これを応用して、生活習慣病の患者の治療や病気の予防に役立たせてほしいと感じました。この講演では、ミドリムシのたくさんの魅力について学ぶことができ、とても興味を持ちました。今後、ミドリムシの多様な利用方法を普及させて、私たちにとって身近になる日が待ち遠しいです。


 今回のシンポジウムで、私は、微生物が実はとても偉大な存在であると感じました。普段の生活ではあまり目にすることのない微生物の姿について知ることができて、とても楽しかったです。

 2月の講座では、私がずっと楽しみにしていた英語交流会があるので、積極的に英語を使って、より多くの人とディスカッションしたいです。次回もまた、よろしくお願いします。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校

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