みなさん、こんにちは。宮城県宮城第一高等学校1年の熊倉妃夏です。今回初めて参加した科学者の卵養成講座について、感想を述べたいと思います。
まず、開校式・オリエンテーションでは教授や昨年度の先輩方からユーモアを交えた貴重なお話をたくさんいただきました。その中でも特に印象に残っているのは、「積極性」という言葉です。ある先輩は、「一回一回の講義の受け方によって、得られるものが全く違う」とおっしゃっていました。その言葉を聞いて、せっかく教授の方々が私達のためにしてくださっている講義も自分が受け身なままでは、全く意味がないのだと実感しました。意味のある一回一回にするために、教授の話をしっかり聞き、積極的に質問し、一生懸命レポートを書いていきたいと思います。当たり前のことだとしても、一つ一つを確実に行えるよう努力していきたいです。
今回の講座は、渡辺正夫教授による『進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性』についてでした。自家不和合性という言葉を聞くのも初めてで、驚きの連続でした。特に印象に残ったのは、植物の受精についてです。非自己の花粉でのみ受粉し、自己の花粉では受粉しない自家不和合性植物と、自己の花粉のみで受粉する自家和合性植物があるということを知り、受粉と一言で言っても様々な種類があり、単純なものではないのだと感じました。このように自分の身近にある植物でよく知っていると思っていたにもかかわらず、全然知らなかったということに驚愕し、植物の奥深さを改めて実感させられました。また、生物は昔から存在していたものなので、ほとんど解明されていると思っていましたが、六代目からいきなり個体が大きくなる「ヒーロー」や花粉の寿命の長さの違いなど解明されていないことも多く、そのような未知なる部分についてもっと知りたいという思いが生まれました。講座後、レポートを書く時間が取られましたが、なかなかすべてを埋めることができず、満足のいく内容に仕上げることができませんでした。これからは、講義前に予習をし、講義内で分かるところを少しでも増やせるようにしていきたいです。
このように、多くのことを吸収できた有意義な一日になりました。レベルの高い仲間たちが周りにいて、切磋琢磨出来ることに感謝してこれからも頑張っていきたいと思います。これから一年間よろしくお願いします。
投稿者:宮城県宮城第一高等学校