岩手県立水沢高等学校の佐々木遥大です。第1回の講義で思ったことを書きます。
他殖性植物には、自家受粉しないために、雌雄異熟や自家不和合性というはたらきがあるのがすごいと思いました。自家不和合性によって、非自己花粉だけが吸水する、または給水される映像は面白いと思いました。それは、鍵と鍵穴の関係によってなされていることだというのがなるほどと思いました。種の値段が異なるのは、純系なのか雑種なのかによるとわかりました。リンゴのフジは、王林の花粉で受粉しているということですが、果実はフジのままだというのを聞いてよかったと思いました。最初に聞いたときは、今まで騙されていたのだと思いました。 引っかかったことがあります。それは、自家和合性です。自家不和合性の植物が自殖を重ねると、他殖個体より大きくなるということですが、逆に言うと、自家和合性は非自己花粉を排除してしまうということなのでしょうか?それはそれでデメリットがあると思います。また、自家不和合性の植物にわざわざ自殖させるなんて、人間は少し怖いと思います。
最後に、今回の講義で気づいたことは、わからないことはたくさんあるということです。渡辺教授は質問の時間に、「わからない」「それがわかったらネイチャーに載る」などということをおっしゃっていました。とても可能性が広がる講義でした。
投稿者:岩手県立水沢高等学校