岩手県立大船渡高校の平田美智子です。 第2回目の科学者の卵は、午前中が英語交流サロンで留学生たちと英会話をして、午後は「英語能力獲得大作戦(プレゼンとE-learning)」と「がん制御へ向けてのChallenge ~分子病理学からのアプローチ~」の2つの講義がありました。私は英語がとても苦手で、英会話は当然出来る自信がなく、午前中から地獄のようでした。話を聞くのは楽しかったけど、すべて聞き取るのは難しく、伝えたいことが伝わらないことがあったので、とても悔しかったです。そして、その後に行われた講義「英語能力獲得大作戦」で英語学習のコツやLincEnglishの使い方を教わったので、次のサロンまでには出来る限り力をつけておきたいと思いました。「がん制御へ向けてのChallenge ~分子病理学からのアプローチ~」では、分子病理学の観点からがんについて学びました。がんについてはよくテレビで耳にしますが、分子病理学は全く聞いたことがなく、今回初めて知りました。講義を受ける前にインターネットであらかじめ予習をしておいたので、ある程度は理解出来ましたが、後の方に行くにつれて講師のマシンガントークの餌食になってしまい、大変でした。でも、この機会で病気の原因の解明を分子レベルからアプローチする分子病理学に興味を持ちました。この講義の中で面白いと思ったのは、seed and soil theoryやanatomical theory の考え方です。なぜ、がんが転移したり再発したりするのかという素朴な疑問を解決してしまう考え方で、がんの種類によって増殖しやすい場所という概念があったり、血管やリンパを使ってがんが移動したりするという考えが、seed and soil theoryとanatomical theoryです。 講義を受けている中で、疑問に思ったのがあっさり解決されてしまったので、思い出深いものになりました。今回の科学者の卵も得られるものは多かったので、これを糧に卵から立派なひよこになれればいいなと思います。
投稿者:岩手県立大船渡高等学校