こんにちは。岩手県盛岡第一高等学校2年の佐々木あゆです。
今回の講義に関係のない話になってしまいますが今年、家族で十和田湖を訪れ巨大な湖と自然に浸り優雅に温泉に入りながらまったりとしたGWを過ごしました。令和が始まることもあり十連休という中で私はある発見をしました。十和田湖の近くに、地元の自然の植物や動物を展示している施設がありせっかくの機会ということもあり見学してみると剥製の鹿や鼬のほか、聞いたこともないような植物も数多くありその一つを紹介したいと思います。ギンリョウソウ(銀竜草)というなんとも綺麗で神秘的な佇まいをした植物のレプリカがあり、思わず写真を撮ってしまいました。今の時代ネットで調べれば直ぐに画像も情報も出てくるので検索してみると、珍しいと思っていたら日本全土に生息しているようです。ぜひ一度は直接見てみたいですね。情報によると、直接的には菌類に寄生し間接的には菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活しているそうでなんだか話が難しくなりそうなので興味のある方はぜひ調べてみてください。
さて第二回目の科学者の卵養成講座では英語サロンと題した活動が始動しました。私のグループではペルー出身の方とマレーシア出身の方の二人の留学生の方とお話ししました。科学好きの人、カレー好きの人、お寿司好きな人、バスケ好きの人、等々の共通点は親交をより一層深める存在でした。また、自分の話す英語は相手にどんな風に聞こえていて、果たして聞きやすいのか聞き取りにくいのか、会話中にとても気になってしまいました。相手の反応や答えを聞けば何となくはわかりますが、改善点を具体的に見つけるのは難しそうです。次回の課題として持ち越しとしましょう。
楽しいランチを過ごした後、午後の講義に移りました。一つ目は効率的な英語学習方法と題して橘 由加先生の講義を聴講しました。英語は他教科とは異なり、言語という分野なので毎日触れることが大切であることは今まで多くの場で教わりました。今回の講義では英語学習の中でも文法、単語、リスニング、リーディングのそれぞれがどのような役割を担っているか、また英語においてどんな存在なのかということをお話していただき自分なりの優先順位をつけるきっかけにもなりました。Lon Han先生からはアメリカ英語の発音についてお話していただきました。日本の高校生はフラットな発音をしているという言葉を聞き、午前中の疑問に具体性を持たせることができたと同時に、アクセントを強めにつけてみたり、スラッシュで区切ってみたり意識して話してみようと思いました。
二つ目はがん制御へ向けてのChallenge~分子病理学からのアプローチ~と題して堀井 明先生の講義を聴講しました。私は将来医療系の職業につきたいと強く思っていたのでこのテーマを見たときとても興味がわき、難しくても自分なりの理解につながるような意識で講義に臨もうと思っていました。最初のお話は昨年に学習した生物基礎の知識を思い出しながらついていけたものの、具体的な用語が出てくると整理がつかずただ聞いている状態になってしまい予習不足が課題として残りつつも医療の偉大さを身にしみて感じました。この時代になると、多くの病気から新しい事実が明らかになりたくさんの症例を扱うことが可能になったり医療器具の進歩により治療できる範囲が広がることもあり、人生百年時代に向かっているといっても過言ではないと思います。講義でもお話があったように過去のデータから性別や年齢、病気によってかかりやすさなどが数値として表示され一次予防が可能になり発症自体を抑えることが誰にでもできるのです。本当に医療は素晴らしいものです。また、私が一番感銘を受けたことは従来の治療と今の治療の違いです。従来は病気によって治療方法が決まっていて、固定した流れに沿ったものでしたが、現在は個人の遺伝子レベルまで解析することで一人一人にあった治療を提供することができるようになっているのです。なんとも不思議な感じはしますが、現在のような治療形態は必然的に訪れたものなのだと思い、今後もきっと医療は進化し続けるのだと確信しています。そんなわくわくする医療に携われるように関心を持っていきたいです。
夏休みに入り猛暑日が続く中、第三回目を迎えようとしているところで仙台にも慣れてきたようなので少しだけ羽を伸ばしてみようと思います。
投稿者:岩手県立盛岡第一高等学校