東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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令和元年度 活動ブログ

令和元年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2019.08.03

自己主張を!

 こんにちは。岩手県立黒沢尻北高等学校2年梅原葉月です。さっそく私事ですが、書き溜めていたブログの記事を先程コピーしようと思ったところ、誤って削除してしまいました。とても悲しいです。記憶を辿ってまた綴りたいと思います。  


 2回目の科学者の卵養成講座はとても充実したものになりました。午前は英語交流サロンがありました。留学生と話すということで私はとてもドキドキでした。中国から来たジンさんとベトナムから来たフォンさんは、お二人ともとてもいい方でした。私が自己紹介で緊張していると、ジンさんはとても興味深そうに私の話を聞いてくれました。私はもともと英語を話すことが好きなので、もっと話したいと思い、フォンさんに質問をすると、真剣に細かくフォンさんが研究している免疫について話してくれました。私がこの交流サロンで学んだことは主に2つです。1つめはリスニングの大切さです。先程申し上げた通り、私は英語を話すことが好きで、英語自体も好きです。しかし、リスニングが大の苦手です。そのため留学生の言うこと、仲間の言うことがわかるかとても不安でした。案の定、留学生が言っていることは半分ほどしかわかりませんでした。私が将来英語で会話するような相手は、日本人ではなく、海外の人です。英語に慣れている人の言うことを今のうちに聞けるようにならなければ、これからとても大変になると思います。正確に英語が聞けるようになれば、自分の話したいことも十分に話せるはずです。しかし、これには必要なことがあります。そこで、学んだことの2つめです。専門用語の英語を知っておく必要があります。今回、自分の将来について語る場面がありました。私はそこでうまく話すことができませんでした。自分が研究したいこと、その具体的な方法まで英語で話せていれば、もっと深く留学生と話すことができるのではなかったのかと後悔しています。以上のことを必ず次回の英語交流サロンまでにレベルアップさせたいと思います。


 午後は講義が2つありました。1つめは橘由加先生による、「効果的な英語学習方法」でした。そこでは、まずは基礎を固めることが大切だと学びました。文法と単語が英語の何をするにも大切であり、この2つを固めなければ4技能も伸びないため、文法と単語は繰り返して復習を重ねたいと思います。また、英語はインプットすればするほどアウトプットも増やしていくと良いことも学びました。ただインプットでわかった気になるのではなく、ちゃんと自分は理解しているのか、確認していきたいと思います。ここで、私が4技能でこれから実践していきたいことを紹介していきたいと思います。
 初めはリスニングです。リスニングは自分の少し低いレベルの英語を聞いて、あらかたの内容をつかむ多聴と一語一句聞く清聴の2種類あります。低いレベルの英語というとゆっくりな英語を想像しがちですが、英語を話す速さは、ネイティブの人が普段話す速さと変わらずに内容が簡単になっているものを使用するといいとのことでした。音源は東北大学さんから配布されているものを使っていきたいと思います。
 次にリーディングです。リーディングの1番のコツは英語を英語として捉えることだと思いました。一見当たり前だと思うかもしれませんが、私達は英語を読むとどうしても日本語に訳してしまいます。しかし、英語そのものを言語として捉えることでより読むのが速くなります。また、速読の練習は文に3つ以上知らない単語があったらやめるというのを聞いて、私は今まで難しい英文ばかりに目を向けていたので簡単なものを使用しようと思います。
 次はスピーキングです。私は普段からフォニックスを意識して音読練習をしていますが、今回の講座を受けてからより意識するようになりました。また、伝えたいことを伝えられる力が大切だと思いました。英語はただ単に速く話せればいいのではなくて、重要なところを強く、高く、長く話すことでより伝わりやすい英語になると学びました。さらに、自分が話したものを録音して聞くのはとても効率がいい練習だと思います。早速実践していきます。
 最後は、ライティングです。講義ではあまりラインティングについて触れていませんでしたが、私はライティングは基礎力が重要だと思います。単語と文法を知らなければ文を書くことはできません。そのため、これまでに身につけた文法と単語を徹底的に復習したいと思います。
 4技能はどれも量をこなすことが大切と学びました。もちろん、なにも意識せずにすることは無駄ですが今書いたことを意識しながらたくさんこなすことで、必ず力は伸びるはずです。これからの英語学習は、「効率良く」を意識して勉強していきたいと思います。


 2つ目は堀井明先生の「がん制御へ向けてのchallenge〜分子病理学からのアプローチ〜」を受講しました。堀井先生は、経験が豊富な方で、外科医を経て今もがんの研究に励んでいらっしゃいます。とても優しい方でリラックスして講座を受けることができました。講義の前半は、がんなどの基礎知識を学びました。そこでは、がんは日本人の死因1位ですが、それは医学の発展で他の病気が治ったためにこのような結果になっていると知りました。私はこれにとても驚きました。逆に言えばがんにかかっている多くの人を治すことができれば、日本の平均寿命はもっと伸びるのではないかと思いました。しかし、がんには現段階の科学技術で治せるものと、治せないものがあります。その違いは、遺伝子にあります。がんに関する遺伝子は主に2つあります。がん抑制遺伝子は、がん細胞をつくることを抑制するいわばブレーキのようなものです。がん遺伝子はがんを作ろうとする、アクセルのようなものです。そのうち、人は2つ遺伝子を遺伝します。その中で2つともがん抑制遺伝子をもち、その2つともが異常を起こしてしまったとき、がん細胞は増え続けどんどんと転移していきます。このケースは治すのが難しいそうです。これを治すことができる治療法が開発されたら、こわいものなしかなあとも思います。講義の後半は、治療法や、がん細胞の性質などのお話でした。がんを治療するための薬は、主に2つあります。抗体を中身としたものは注射や点滴で投与するのに対して低分子化合物を中身としたものは、錠剤で投与できるので病院でなくても治療を行うことができます。また、個人的にはネズミの実験が面白かったです。何でもかんでも切除すればいいと言うわけではないことを知りました。私はこの講座を通してがんというものを気にするようになりました。本屋さんで、がんの治療についての本を読んだりなんだか毎日が発見でたくさんです。


 長くなってしまいましたが、2回の講座だけでも本当にたくさん得られるものがあり、とてもワクワクします。同年代に圧倒されながら、私ももっと知識をたくさん身につけていきたいと思います。また、自己主張も忘れずに積極的にこの講座を活用します!3回めの講座がもう間近に迫っています。次回も更に気合を入れてたくさんのものを吸収していきます!!

投稿者:岩手県立黒沢尻北高等学校

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