こんにちは。都立大泉高校2年の岩野志織です。
あっという間に夏も終わりに近づいてきました。おいおい、今ごろ~!?という声が聞こえてきそうですが、記憶を呼び戻して書きたいと思います(汗)
午前は「英語交流サロン」で、海外からの留学生とディスカッションしました。
私の班は韓国とベトナムからの学生の方でした。韓国の方は物質をうまくDNAに取り込ませるための、薬品を包む箱(?)の開発、ベトナムの方は医学部で免疫について学んでいるとのことです(私の英語力での理解なので、間違っていたらごめんなさい)。
会話中感じたのは、出身地の訛りがかかった英語を聞き取るのが非常に難しいということです。特にベトナムの訛りは私にはほとんど分からず、アクセントや子音の違いに戸惑ってしまいました。後日橘先生に質問したところ、「気にしなくて良い」とのことだったので、「わからない、聞き取りにくい」ということを隠さず、ちゃんと相手に伝えてコミュニケーションをとりたいと感じました。
自分の英語が相手に伝わり、興味のある話題について英語を介して話せた時はとても嬉しかったです。また、数学オリンピックに参加すると話すと、両国の科学オリンピック事情も聞くことができました。日本ではあまりメジャーでないのに比べ、どちらの国でも価値や認知度が高く、代表はヒーローのような扱いなので驚きました。私自身、ある数理プログラムでそのようなコミュニティに入るまで知らなかったので、周りの人を巻き込んで裾野を広げていきたいな、と感じました。
午後1つめは、橘先生とLou Hanさんによる「英語能力獲得大作戦」の講義でした。英語を話すのは好きなので会話は何とか出来ますが、文法も感覚で解いてしまうことが多かったなあと反省しました。E-learningシステムはリスニングのスピードが速く、今までとは違った勉強になりました。使い倒して英語に対する感度を上げたいと思います(と言いつつまだあまり使えていない...今日からやります)。
最後は、堀井先生による「がん制御へ向けてのChallenge~分子病理学からのアプローチ~」の講義でした。前回の反省を生かし2週間前から予習を進めていたので、余裕をもって聞くことができ、質問もいくつか考えられました。ちなみに、オススメの予習ブックはNewton別冊です。イラストがあってわかりやすく、量も多くないので読み進められました。初めての分野に飛び込むときのワクワク感、知識が得られたときや質問が浮かんだときの気持ちなど、やっぱり学ぶのって楽しいなぁと感じました。
講義では、診断画像や文献を見て、文面だけでは分からなかったリアルさに感動しました。抗体を用いた治療はシステマチックで面白かったです。また、転移前に骨髄細胞に指令を出している、というのは初耳でとても驚きました。がん細胞の性質や生存戦略には未知の部分がまだ多くあり、心がウズウズします。
治療に関しては、がんが発生する前に発見できれば発症自体が少なくなると思うので、血管新生の段階で気づくことはできないのか気になりました。時間を見つけて調べ、また投稿したいと思います。
私は不器用かつ血が苦手なので、医療に携わることは無いだろうと考えていたのですが、この講義で人体に関する興味が一気に膨らみました。
数理の視点からがん研究に関われないかと思っていますが、今のところは考え中です。何か良いアイディアがあれば教えてください!
それではまた次の記事で(すぐに書くつもりです笑)。暑いのでお互い体調には十分気を付けたいですね!
投稿者:東京都立大泉高等学校