皆さんこんにちは!クリスマスまでの日々が楽しみな穂積尚子です。あと一か月、もう一回卵があって、あれよあれよとラスト三か月...冬は寒いですが、夏以上にエネルギッシュに行こうと思います!
さて、今回の科学者の卵からはほぼ毎回、英語交流サロンがありますね!楽しみです。自分が着々と第二言語を習得しているという実感、やりがい、コミュニケーションをとる楽しさを感じることができます。
今回の英語交流サロンは出られなかったのですが、お昼からは留学生の方とお話しすることができました。(留学生の方が名札をしていなかったので、本当に相席スタート。温かく迎えてくださった留学生の方には感謝に堪えません。)フランスから来た方二人と楽しくお話ししました。日本の赤ちゃんがものすごく可愛いという話、年齢、何をしに東北大学に来たのか...など。私は仙台在住なので、東北大学には地下鉄一本で行くことができますが、青森などの遠方から来ている受講生、ましてフランスのように、学ぶためなら海を隔てても行くという、「学び」の魅力を、このプログラムに参加してから感じるようになりました。留学生の方が最後に私たちに言ってくださった「Work Hard!」はまだ胸の中で温かく残っています。私も彼女たちのような、他人を鼓舞できるような人になりたいと思いました。
そして午後は、私にとってはかなりの大きさの密度を感じる講義でした。なにせ原子や分子は中学校までの知識しか持ち合わせておらず、今回は予習も...しなかったのです(反省・謝罪)。配布された資料を見て、ああ...まずかったかなと思いましたが、その分腹をくくって、分からないことは全部質問してやろう位の覚悟ができました。予想に反して先生はアプリを使った参加型講義と分かりやすい解説をしてくださり、核融合炉について良くわかりました。原発事故の影響で悪いイメージばかり持ちがちですが、今回の話で、原発とは違う存在だとしっかりと違いを理解しました。ただ、これはあくまでも私が思っていることですが、ITERは一億度にも達する核融合炉で、これでどうやって発電するんだろう...一億度なんて想像もできない暑さだ...と思う中講義を聞き、結局タービン回すんかい!!とは思いました。他の方法はあるのかといわれたら確かに思いつきませんが...。温度差で発電するプレートたるものがあったような気がします。どうして使わないのかと考えてみると、効率が悪いのではと思い当たりました。そこのところ、どうなんでしょう。自分でも調べてみようと思います。
2コマ目はILC計画について。北上山地に素粒子研究施設ができるのだそう!そこで、素粒子とは?ILCとは?というお話を聞きました。私たちもパソコンもトマトも素粒子からできています。素粒子からは分けられないのです(今のところ)。つまり、素粒子の中には基準がない。したがって素粒子には大きさがない。この話に私は感動しました。大きさの正体って考えたことがありますか?私はありませんでした。なかったのに、あといくつ原子があれば160センチ到達とか考えていた自分を恥じました。ILCでは素粒子を衝突させ、なんとビッグバンや宇宙について探ることができます。この研究はすごい。国内外から研究者がやってくることをもILCだと考えれば、この講義を聞いた私たちが次に繋げなくてはなりません。訪日外国人へのおもてなしを通じ、英語をもっと学ぼう、国際的な視野を育もうとすることで、きっと私たち自身も大きく成長することができるでしょう。ILCに感謝です。
今日はITERを呼びたかった先生と、ILCを呼びたくてITER来るなと念じていた双方の先生の授業を聞き、大人の世界、相対する大人のロマンを感じたのでした。私もそれくらい、情熱を持って探究していきたいです。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校