青森高校2年 佐藤 旦です。
記事の投稿が講義から遅れてしまい申し訳ありません。
今回の講義のテーマは「核融合炉」と「ILCと素粒子の世界」の2つで、非常に関係性の深いものでした。僕の最も好きな分野である物理学についての講義であったので、科学者の卵養成講座の年間日程表を見た時から心待ちにしていました。
日常で僕たちが使っている電気について、その電気がどこでどのように作られているのか、真面目に考えたことのある人はどれほどいるのでしょうか。今回の講義はまさにその問いに200%の勢いで答えるようなものであると感じました。従来の火力発電や水力発電のような方法ではなく、原子レベルにまで視野を深めて見るような次世代の発電方法に心を打たれました。今世紀中ごろの実用炉の稼働が待ち遠しいです。
素粒子とリニアコライダーについて、実は同じ資料を前年度参加者から見せてもらったことがあるのですが、資料をただ見るのと、講義を受けながら見るのでは、全く受ける印象が異なりました。講義を受ける前まで、僕は物質を構成する素粒子しか知らなかったのですが、力を伝える素粒子について知ることが出来て、自分の視野が広がった感覚がしました。今回の講義で、素粒子についての興味関心が前よりも深まりました。大学の理学部に入ってからは、素粒子についての講義を受け、研究したいと思いました。
投稿者:青森県立青森高等学校