皆さんこんにちは。山形県立鶴岡南高校2年の川村祐毅と申します。早いもので第1回講義から丸1週間が経ちましたね。時の流れは早いものですね。でも僕がこう感じるのは今回の講義が影響していると僕の中では思ってます。
僕はもともと生物が苦手教科でした。なぜなら、覚えることが多く、またカタカナ(横文字)の言葉が多く、こんがらがってしまうからです。一年生の時は全員必須で生物基礎を履修しなければならなかったため、その時は非常に苦労しました。そのため、僕は今回の講義をきちんと理解することができるか、他の受講生の皆さんに劣らないかとても不安でした。
ですが、講義の前にメンターの方と少人数でお話しできたり、先輩方のメッセージで講義の受け方や姿勢を学ぶことができたり、また講義自体も先生が例を多く用いてわかりやすく説明してくださったおかげで、内容がすんなり頭の中に入ってきて、生物が苦手な僕でも理解することができました。
今回の講義で面白いなと思ったところはたくさんありましたが、特にonion1遺伝子の話に、生命の神秘を感じました。
塩基配列が野生型とたった一つ異なるだけで、転写されるアミノ酸が変わり、それによってイネ全体の発育に大きな違いが生まれるということに非常に驚きました。そう考えると、今僕たちが何気なく食べているお米も、塩基配列が一つでも野生型と異なっていたら成長できず、食べられないまま廃棄され、出荷されなっかたかもしれない。今食べているお米は「奇蹟のお米」と言えますね。同じように、他の食物も何らかの変異が生じれば成長できずに出荷されず、僕たちの食卓に届くことはなかったかもしれない。さらに生物以外でも、僕たちの周りは奇蹟であふれています。
今回科学者の卵に参加できるのもまた一つの奇蹟だと僕は思います。もしあの時参加すると決心していなかったら...、時間がないからと言って自己PR書の作成を蔑ろにしていたら...選ばれて参加することができなかっただろうし、また遺伝子組み換え技術に興味を持ち、「一度実験をしてみたいな」と思うこともできなかっただろうと考えると、とても恐ろしいし、1日1日を適当に過ごしていてはこのような奇蹟に巡り合うチャンスをなくしてしまうかもしれないとも感じました。
そう考えると毎日の学校の授業も適当に受けていたら損だなと思い、今までよりも集中して授業に臨むようになりました。すると、今まで聞き流していたような先生の言葉も拾うことができるようになり、今まで分からなかった問題も先生の言葉を聞いて分かるようになったりしました。また以前よりも授業の進みが早く感じるようになり、そのため1週間がとても早く感じるようになりました。
この科学者の卵を受けられることは奇蹟なのだと自覚し、いつもよりもちょっとでもいいから集中して取り組むと、様々なことを得られると思います(今回僕が、人生は奇蹟で溢れていて、自分の生き方次第で奇蹟を増やすことができるということに気づけたように)。次回の講義でもこのことを忘れずに集中して臨もうと思います!
最後になりますが、これから約半年間、皆さんどうぞよろしくお願いします!
投稿者:山形県立鶴岡南高等学校