東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和2年度 活動ブログ

令和2年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2020.10.10

たまご。(1)

こんにちは。 山形県立東桜学館高等学校1年の尾崎楓華と申します。 最近、寒くなってきましたね。日が暮れるのも遅くなって、帰る頃には真っ暗です。もう秋か...と時の早さに驚いています。 さて、先日、第1・第2回科学者の卵養成講座が無事終了しました。今年は新型コロナウイルスの影響で、受講日程の予定も遅くなり、東北大には実際に足を運ぶことが出来ず、オンライン開催となりましたが、このように充実したプログラムを準備、運営してくださった科学者の卵養成講座の関係者の方々に感謝申し上げたいです。ありがとうございます。                                              今回のブログでは、第1回・第2回の講義について紹介したいと思います。投稿が遅れてしまいました。(汗) 第一回目の科学者の卵養成講座は、開講式、先輩方からのメッセージ、伊藤幸博教授による講話でした。(すごくざっくりとした流れですが・・・。) 科学者の卵養成講座を過去に受けた先輩方は、本当に輝いて見えました!自分のやりたい研究をとことん極め、海外で活躍されている先輩方もいらっしゃいました。私もそんな先輩方に近づけるように、この科学者の卵養成講座を通して課題発見力、論理的思考力、科学的にものを見る力を身につけていきたいと思いました。 そして、第一回目は伊藤幸博教授による『DNAと遺伝子組換え植物』という講義でした。それまで私はDNAと言われてもぼんやりとしたイメージしかありませんでした。DNAは生き物の形や性質を決め、親から子へ伝わるもので、なんとそういった遺伝子を組換えて用いることによって、特定の特徴をもった植物を作ることができるんです!また、伊藤教授は抗生物質に代わる新たな家畜治療法の確立のため、遺伝子組換えの技術を用いてイネに有用タンパク質を作らせる、といった研究をされていました。今回、第一回の養成講座を終えての感想は、まず、すごく楽しい!の一言です。 講師の方々の貴重な講演を聞くこと、同じ科学好きの仲間と交流できることはとても貴重な機会だと思っています。今回は残念ながら、同じ受講生と交流する機会はありませんでしたが、これからの半年間を通して仲良くなれたらなと思います。                                              そして、第2回の講義は、安藤晃教授による「プラズマと核融合」、渡辺正夫教授による「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家和合性」というタイトルでの講義と、Lou Han先生による「How to Train Yourself to Sound Like a Native Speaker」というタイトルでの講義を受けました。どの講義もとても刺激的でした✴︎ 安藤教授の講義では、新しい発電方法として、プラズマを利用した核融合発電という方法があると知りました。プラズマは物質の第4の相と言われています。稲妻なんかが身近な例として挙げられます。 フランスで建設中のITERという巨大な核融合装置があるそうです!エネルギー問題、環境問題を抱える地球にとって、これからの発電方法についてはたくさん議論がされてきました。プラズマを用いた核融合発電は、発電効率が良いだけでなく環境に優しく安全な発電方法なんだそうです。強いエネルギーを持つプラズマを制御するために様々な技術が利用されています。プラズマを閉じ込めるための構造、その材料など...工学に興味がある私にとって、とても興味深い講義でした!                                                    渡辺正夫教授の講義では、植物の生殖の仕組みについて、教えていただきました。植物の生殖の仕組みには、自殖性と他殖性があります。一見、自分の花粉で受粉し、子孫を残す自殖性の生殖のシステムの方が、子孫を確実に残すことができるため有利だ、と思いますが、ここでの問題点として「遺伝的な多様性を保つことができない」というデメリットがあるということを学びました。植物って奥が深いですね!また、他殖性植物の中に、自家不和合性を持った植物もあります。自家不和合性は「両性花である被子植物において、雌雄両性殖器官が機能的・形態的に正常であるにあるにはかかわらず、自己の花粉では受精に至らず、非自己の受粉で受精が成立する現象」と定義されています。ちょっと難しいですね。キャベツ、ブロッコリー、カブなどが自家不和合性を持つ植物の例です。雄しべが自家花粉と他家花粉を区別し、自家受粉を防ぎます。そういった植物のシステムを探求していく研究、その仕組みを利用した新品種の開発など、とても興味深い研究分野だと思いました。 植物は周りの環境の変化に合わせて、生殖の形を変えてきました。身近にある植物ですが、とても頼もしく、賢いですよね。とても感動しました。                                               また、これから英語が話せるということは科学を研究する上だけでなく、日常生活でも必須になってきます。毎日授業で、英語の学習をしているわけですが、恥ずかしながら、声の質・声の抑揚・連結発音・単語の発音といった、スピーキングに特化した学習をしたことがありませんでした。アクセント、抑揚のつけ方によって、伝えたい内容が全く変わってしまうことに驚きました。やはり英語は毎日の継続ですよね。常に意識して学習し、英語を使いこなせる科学者を目指したいです!                                                今回初めてブログを書きました。つたなくて、長々とした文章でしたが、読んでくださりありがとうございました。次回はよりレベルアップしたものをかければと思っています。 これから半年間よろしくお願いします。

投稿者:山形県立東桜学館高等学校

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