みなさんこんにちは。宮城県宮城第一高等学校の庄司花音です。暖かな春がやって来るかと思った途端、土砂降りでしたね。私(山岳部)は部活が無くなりました...。
さて、本日、1年間を通して行われた「科学者の卵養成講座」の最終講義がありました。今回は大学の先生方の講義がメインではなく、受講生の研究発表がメインでしたね。どの研究も興味深く、また斬新なアイディアかつ独特な視点で、驚かないことがありませんでした。不幸にも、本日は雨が降っていることが間接的に関わっているのか、人が多いからか、回線がとても不安定で一度接続が切れてしまいました。そのため一部聞けないところもあった事が残念です。いつかどんな環境にも影響されないような回線を利用できるようになる時代を作っていきたいです。
それはさておき、第1位に輝いた山形東高校の皆様、おめでとうございます。私も投票させて頂きましたが、本当に面白い内容でした。私も勉強しに向かった場所で席が空いていないということは多々ありました。この企画が実現され普及すれば、多くの勉強したい学生だけでなく、社会人や、子供と本を読みたい親子も利用できるようになり、かなりの社会貢献になると思います。
他にも、歩行振動による発電の実験は、ほとんどの情報が初めて聞くもので、最も興味が湧きました。小さな振動を沢山作るという考えが主では無く、小さい電力をどう活用するかということを考えていらしたのは時代を考えた斬新な視点だと思い、感動しました。
今回の発表を聞いていると、自分も何か研究してみたいと心から思いました。学校で何か提案して挑戦してみたいと思います。
今回の特別講義は震災についてでしたが、提示された画像を見ていて、その瞬間の記憶が思い出されました。私は自宅でひたすらに母の安否を心配していた記憶があります。その後には母と一緒に公民館に水を貰いに行ったことも覚えています。悲惨で辛い経験ではありますが、この経験は確実に私の糧になっていると思います。このような悲しい気持ちは、そのまま放って置くのではなく、今後の時代に活かすためのものであると思います。本日の講義を聞いて、次、勿論ない事が最善ですが、このような災害が起きた場合、募金や、被災地へのボランティアを積極的に行っていきたいと思いました。
今年度は、私の学校の同級生は私のみの参加でしたが、私がクラスで話をすると興味深そうに聞いてくれる友人が数人おりますので、是非来年度に誘ってみたいと思います。
先生方も仰っていましたが、このオンラインの講義だからこそ生まれたメリットもあると思います。思い切って質問する機会も勿論沢山ありましたし、時間の余裕が多かったため深く考えてレポートの記入をすることも出来ました。それでも、やはり対面で話し合うようなことが出来なかったことはとても残念で、今回の最後に皆が互いに挨拶する際は寂しい気持ちや成長できたことを実感した気持ちなどが相まって、涙腺が緩んでしまうこともありました。私はこのイベントを通して確かに成長でき、科学の視点で生活する力が増えました。月に一度、自分より遥かにレベルの高い受講生の方々の中での講義は、緊張も大きかったですが、何よりとても楽しかったです。このイベントは、気持ちの面でも、知識の面でも得られたものは沢山あり、一生忘れられないものになると思います。
改めて、このイベントを開催して下さった事務局の方々には心から御礼申し上げます。そして、多くの知識と考え方を与えて下さった講師の先生方、受講生の皆様、ありがとうございました。これらの人生、科学とは離れないものだろうと思いますので、皆様のことを思い出しながら、生活していきたいと思います。
この一年間、本当にありがとうございました。
投稿者:宮城県宮城第一高等学校