東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和2年度 活動ブログ

令和2年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2021.03.23

卵ブログ ~こんにちは~

 こんにちは。宮城県仙台二華高校2年の矢尾板萌です。うちの高校は県立なのですが、正式名称が「宮城県立」じゃなくて「宮城県」仙台二華高校なのです。まあそれはいいとして。私の前に投稿していた方が「2...⁉」とおっしゃっていましたが...私は...1...⁉そうなんです、初めてのブログ投稿です。(タイトルを見たときに「初投稿なの??」と思われたくないのでタイトルに番号はつけませんでした...)初めての投稿なのですが、まずは第9回について振り返りたいと思います。

 第9回は研究発表会でした。受講生の皆さんが行っている研究の発表を聞き、私自身も学校の授業で行っているバイオトイレについての研究発表をしました。バイオトイレに興味を持ってもらいたい、日本では水洗トイレを使えることが当たり前になっているけれど世界的に見ればそれは当たり前のことではなくとてもありがたいことだと知ってもらいたい!と意気込んで研究発表に臨みました。が...!「私何やってるんだろう...」と思ってしまうほど他の受講生のみなさんはハイレベルな研究・考察をされていました。また、研究テーマからよく考えられているなあと思いました。山形東高校さんの「空席情報配信システムの制作」はコロナ禍の今、そしてコロナの影響を受け続けているであろう未来の社会での問題解決のためにぴったりのテーマですよね。(私は先輩方の研究を引き継ぎました。)今まで研究を発表する場があったとしてもほとんど二華高生しかいない発表会だったので、他の受講生の方の研究について聞き、質問し合えたのはとても大きな刺激になりました。素晴らしい研究発表をしてくださって、質問をしてくださってありがとうございました。質問が全く来なかったらどうしようかと思っていました。次々と質問してくださったので本当に良かったです、少しでもバイオトイレに興味を持ってくださる方がいたらとても嬉しいです。来年度もバイオトイレについての研究を期間は短いですが続けるので、みなさんがしてくださった質問を参考にしながら頑張りたいと思います。そして、このような機会をくださって本当に本当にありがとうございました。

 次に科学者の卵養成講座全体についての振り返りをしたいと思います。私は科学者の卵養成講座に参加する前から認知症の研究(またはがんの研究)がしたいと思っていて、今もその気持ちは変わっておらずむしろ強くなりました。参加前と後で1番大きく変わったことは何かというと、視野を広げることとは何なのか、気づいたということです。(先日提出のレポートでは書きたいことが色々あったので、視野を広げることについてはほとんど触れることなく書き終わってしまいました...)科学者の卵養成講座への参加理由に「将来する研究のために視野を広げたい」というのが私にはありました。視野を広げるのは必要だろうな、というくらいには思っていたのです。しかし、参加する前は視野を広げることとは何なのか分かっていなかったなと思います。今もまだ完全には分かっていないかもしれませんが。例えば、「なぜヘアアイロンで髪をまっすぐにしたり、カールさせたりできるのか」というお題があったとします。私は生物が好きですし、高校生物までですが少し生物の知識もあります。だから、「髪を構成しているケラチン内の水素結合が切れたりつながったりしているからじゃないか」という考察ができます。しかし私は物理が苦手ですし、今まで関心を持とうともしませんでした。だから今までの私だと「ヘアアイロンによって髪に圧力が加わって、髪内部の隙間がなくなってまっすぐになりやすいんじゃないか」とか「ヘアアイロンの熱によって髪の油分が溶かされてそれが再度固まって変形するんじゃないか」という考察はできません。一言でいうと、「その分野について知識と強い関心があって、その知識を使って新しいことを考えたり考察したりできるようにすること」が、視野を広げることなのではないかと思います。少し極端な例かもしれませんが、知識・関心がない分野を使った考察はなかなかできないのです。講義が終わったあとの質問タイムでこのことを強く感じました。私はなるべくいい質問をしようと思って精一杯考えたつもりでした。でも他の方の質問に耳を傾けると、私が全く知らない分野・様々な方面から考えた結果出てきた質問で、自分の視野の狭さを痛感しました。私はブログは全く書いていませんでしたが、講義・質問内容・衝撃を受けたことやなんとなくの思いつきについてメモしたことをまとめる作業を、講座が終わったあとにしていました。その度に新しい考え方に出会うことができたし、苦手な物理にも興味をもつことができるようになりました。今では大学に入ったあとに一般教養で物理を学ぶのが楽しみなくらいです。受験勉強中も、大学に入ってからも、大学を卒業してからも、死ぬまで視野を広げ続けたいと思います。今回は「視野」という視点から振り返ってみました。他の視点から見ればまた違う振り返りが出てくるのですが、長くなりすぎるので今回はここまでにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、長くてまとまっていない文章かもしれませんが、我慢強く付き合ってくださってありがとうございます。

 前の投稿者の方が好きな卵料理で締めくくっていたので、私もそうしてみます。私の好きな卵料理は、祖父の友人が作ってくれるだし巻き卵です。ネギが入っていて、甘さとしょっぱさのバランスが素晴らしいです。とても優しい味がします。

 また投稿したいと思います。(もう第9回の講座が終わっているのに...)一旦さようなら。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校

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