こんにちは。仙台第二高等学校の熊澤康太郎です。
さて今回の第3回授業は大関先生による量子アニーリングについての授業と、中山先生による酵素についての授業でした。
大関先生の授業はまるでYouTubeの配信者が授業しているような感じでした。他の先生方とは異なり、チャットを画面に映し出しそこの質問にい答えていくという驚きのスタンスでした。興味深かったのは「自然」に問題を解かせるということです。例えば我々は放物線の最小を求めようとしたら平方完成などをして求めます。しかし物理的にアプローチするとき最小というのは位置エネルギーの最小となります。具体的にいえば放物線に水を入れれ、水が最終的に溜まったところ、つまり位置エネルギーが最小になったところが最小となります。この物理的アプローチには計算がいらず、「自然」が勝手に解を求めてくれます。これを現実でコンピューターに応用したのが量子アニーリングです。言われればその通りなのですが、問題を「自然」に解かせるというのは衝撃のアイデアですね。
中山先生の授業で特に印象的だったのは、酵素を見つけてそれを遺伝子に組み込むことで、もともと自然界に存在しない花の色を作り出せるということです。今回紹介されていたのは黄色のアサガオやトレニアを作り出す研究です。ふと思ったのはこれを果実や樹木にも応用できるかということです。でも難易度は少し上がるかもしれませんが、原理的にいつかはできそうですね。青色の桜とか紫のリンゴというのが一般的になる日も来るかもしれません。(需要があるかは、、、)
第3回授業はこんな感じでした。どちらも想像を掻き立てられる素晴らしい授業でした。事務局並びに先生方ありがとうございました。
第3回授業のレポートは以上です。短文ではありましたがここまで読んでいただきありがとうございました。
投稿者:宮城県仙台第二高等学校