2021.09.19
鶏の首を前後にして歩く理由は...
皆さんこんにちは、栃木県立矢板東高校の小幡楽です。
タイトルにもある通り、鶏は歩くときに首を前後にかくかくさせることはご存じだと思います。実は、鶏はこの歩き方をすることで世界を見ているのです。鶏は、人とは異なり目が横についており、さらに目をほとんど動かすことができません。もし、鶏が首を動かさずに歩くと、視界が流れてしまい景色が良く見えません。つまり鶏は、目が横向きであるために流れる視界を頭を細かく止めて静止画のようにしっかり見ようと首を振るように頭を動かしているのです。ただし、利点もあって目が横についていることで、視界はかなり広いです。
今回の満義は、滝沢先生による「化学反応の場を探る〜マテリアル・デザインと新物質探索〜」と堀井先生による「21世紀のがん医療〜Precision Medicineと遺伝子医療〜」、「科学記事を読みこなす:コロナ後の未来を考える討論会」の発表会が行われました。
まずは、滝沢先生の講義についてです。マイクロ波加熱というものをご存じですか?簡単に言うと電子レンジで食べ物を温めるに使われているものです。このマイクロ波加熱を使うことで、非平衡反応場を作ることで従来A + B = CとなるものA + B = X.Y、Zなど新しい化合物ができるのです!とてもわくわくしませんか?特定の元素と元素を合わせたら、特定化合物しかできないと思っていたので、互いの元素の温度を変えて非平衛反応状態にすることで異なる化合物を作れると知り化学は無限の可能性があると思いました。しかし、今の化学産業(LED、イオン電池など)はレアメタルが重要となってくるのでユビキタス元素(地球上にたくさんある元素)でそれを補うのが大切だということが分かりました。
次に、堀非先生の講義についてです。「がん遺伝子」と聞いたら、皆さんはどのような印象を持ちますか?私もはじめはがん遺伝子は悪者で、がん抑制選伝子はヒーロー的なものだと思っていました。しかし、講義を聞く中でほどほどに働くと人にとってはなくてはならないものだと知りとてもきました。がん治療の副作用で髪が抜けたりする理由が分からなかったのですが、そもそもがんの治療薬は細胞分裂を抑えるものと分かり納得できました。だからこそ、これからの治療はpersonalizedという患者のゲノムを調べてそれに合わせて薬を作ることで副反応を抑えることが必要だと思いました。コロナについての情報も知ることができ、マスクは裏表で効果が変わるや、フェイスシールドは意味がないなど、有益なこと教えていただきました。
最後に、発表会についてです。私たちの班は約一か月かけて、グループで作ってきたデジタル格差について発表しました。他の班より少ない人数で作りましたが、発表はうまくいきました。また、他の班の方々のPowerPointはとても見やすく興味がひかれるものばかりでした。グループで協力して作るといういい経験ができました。
活動ブログを書くための管理画面にパソコンでサインイン出来ず、急遽スマホで作りました。そのため、見にくかったと思いますが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。それでは、次回の鶏の雑学をお楽しみに
投稿者:栃木県立矢板東高等学校