皆さんこんにちは。科学者の卵養成講座・第6期生の岩間公希です。
4月1日から今年度の科学者の卵養成講座の受講生の募集が始まっているということで応募しようか迷っているという高校生へアドバイス?を贈りたいと思います。本来はもっと早く投稿する予定だったのですが新年度の準備等で公開が遅れてしまいました。 申し訳ないです。
今回は、私が高校生のときに後輩から受けた科学者の卵養成講座に関する質問をもとに書きたいと思います。
①そもそも、どういう人が応募するのか?(後輩の質問より)
A. 一言でいうと、科学に対して好奇心や興味が強い人 です。この講座では基礎学力は求められません。受講生の選抜は成績ではなく、自己推薦書にいかに自分が科学に対する好奇心や講座に対するやる気や熱意があるかアピール出来たか、で決まります。科学コンテストで良い成績を残している必要もありません。
②では、好奇心があれば大丈夫なのか?(後輩の質問より)
A. 確かに、好奇心があれば問題ありませんが2点ほど注意すべき点があります。それは、1年間休まずこの講座に出席できるか。提出すべきものを期日までに提出できるかということです。そこぉ?と思った人が多いかもしれませんが私はこの講座に応募するうえで参加するうえで最も重要だと考えています。この講座は基本的に土曜日開催なので学校の行事と重なることが多いと思います。テスト勉強期間に入ることだってあります。だからといって「学校のイベントがあるので休みます」「部活の大会があるので休みます」「テスト勉強したいので休みます」というのはいかがなものかということです。もちろん学校を優先したい気持ちも分からなくないですがそういう事が何回も続くと折角講座に参加しても得るものは全くありません(振替授業やweb公開等は一切していません)から、あらかじめ公開されている講義日程を参考にするといいと思います。
③普通の市民講座(東北大だとサイエンスカフェやリベラルアーツサロン等)と何が違うか?(後輩より)
A. 一言でいうと教授との距離とレベルが違うと思います。普通の市民講座や公開講座では講義終了後その教授と接触する機会はほとんどありません。もちろん質問コーナーというのはありますが、数名ほどしか質問できません。しかし、この科学者の卵養成講座では講義終了後の質問コーナーでは質問したい人ほとんどが質問できます。それでも足りない人は休憩時間に教授のところに行って質問する者もいます。もちろん、教授は親切丁寧に答えてくれます。また、科学者の卵養成講座では毎講義のあと、レポートというものを書きます。こちらは、その講義をした教授が丁寧に添削してくれます。何がだめで何がいいのか。発想のアドバイス等書いてくださいます。ここも普通の市民講座との相違点ですね。また、レベルが違うというのは、市民講座の場合、誰でもわかるようにある程度レベルを下げます。専門用語や専門知識を省略する場合がほとんどです。しかし、科学者の卵養成講座は大学生と同じレベルで講義が行われます。全部理解できないよぉ!!と思うかもしれません。確かに全部理解するのは難しいです。だからこそ、質問をしたり、ネットで調べたり、書籍で調べたりして自分の知識にしていくのです。
④レポートやらブログやら英会話やら大変そう。。。
A. 確かに、最初のうちは大変です。実際、私も大変な思いをしました。周りの受講生もそれは同じです。しかし、数回ほどレポート・ブログ・英会話をやっていると自然とすらすらと文章が書けるようになったり積極的に話が出来るようになります。科学をやる人にとっては非常に重要な表現力・文章力が格段とアップします。学校ではなかなか上げられないスキルですので積極的に取り組むことをお勧めします。とにかく、大変ですがやった分だけ自分に返ってきます。
今回は、ここまでにします。次回(今週中に書きますっ!) は、具体的に科学者の卵養成講座の魅力について書きます。
第6期生 岩間公希