東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

中間発表(農:榊原里奈)

2017年11月24日 (金)

こんにちは。榊原です。
投稿がギリギリになってしまいました。もっと早くから準備しておけば良かった...。
それでは早速、中間発表を始めます。


(1) この展開ゼミを通じて、植物の発芽、生長を観察し、どの様なことが一番驚くべきことであったか。できれば、撮影はしてあったけど、掲載していない写真等を使いながら、説明をして下さい。
また、苦労した方は、普段、食している野菜に対する感覚がどのように変化したかも、併記して下さい。

今までの展開ゼミを通して一番驚いたことは、植物の生命力です。
記事にも書いた通り、私は水やりをしなさすぎてキャベツとコネギどちらも枯らしかけてしまいました。
しかし、たっぷりと水をあげてやると、キャベツは4日後に、コネギは一週間後には元気な姿を見せてくれました。

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上の写真左が11月13日、右が11月17日のキャベツの写真です。

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こちらはコネギの写真。左が11月13日、左が11月20日の写真です。

また、水やりをきちんとすると成長が早いということにも気が付きました。

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左上→右上→左下→右下の順に10月31日、11月6日、11月13日、11月20日のキャベツの写真です。
11月13日から水やりに気を付けるようになりました。
4枚の写真はどれも間隔が1週間であるのに、11月13日から20日の間の成長が一番大きいように感じます。


私がきちんと、慎重に世話をしないと枯れてしまう。
思っていたよりも植物は繊細で、当たり前のことですが、植物も生き物だということを実感しました。

実際に野菜を種子から育ててみて、スーパーで売っている野菜に対してありがたくいただくようになりました。
スプラウト類は工場で大量生産されているかもしれませんが、それらを除いた国産の野菜は農家の方の手で作られています。
一度、冷蔵庫の中でかぼちゃにカビをはやしてしまったことがあり、とてもショックでした。
そんなこともあり、野菜がここまで成長してきた過程を考えて大事に野菜を食べるようになりました。

(2) 渡辺からのコメントにもずいぶん書きましたが、自分の記事をuploadすることに満足せず、他の受講生の方の投稿記事、去年までの受講生の記事を参考にしてほしいと言うことを記しました。そのことを踏まえて、自分の記事を含めて、誰の記事が参考になった、あるいは、なるほどということをに気がつかされたということを記して下さい。
その時、いつの誰の記事というのをlinkを入れて、わかるようにして下さい。
linkを入れるのは、これから栽培する方々が参考にすると言うことを考えて。。

私が初めのころに参考にさせていただいたのは昨年の福島さんの記事です。
私と同じキャベツとブロッコリースプラウトを栽培されており、キャベツも見事に収穫までたどり着いていました。成功されたとわかっていたので信頼させていただきました。
ブロッコリースプラウトは栽培開始のときにこちらの記事を参考にしました。
福島さんは底に脱脂綿を使用したとのことだったので私も脱脂綿を買いに行きました。
しかし、100円ショップには売っておらず、スーパーで売っているものは値段が高かったので代替品を探すことにしました。
そこでネットで調べ、たどり着いたのがどの家にもあるであろう、キッチンペーパーでした。
わざわざ購入しなくても身近なもので栽培するということも大事なのではないかと思いました。
キャベツに関してはあまり細かく書かれていなかったのですが...。
しかしそこから、できるだけ詳しく書かないと先生や読者に伝わらないということに気が付きました。
写真を一緒に載せたとしても、文章で説明する必要があると感じました。

土寄せの際に参考にさせていただいたのは工学部の田村くんの記事です。
私は土を買い足すならホームセンターという考えしかありませんでした。
しかし、10月23日の田村くんの記事を読んで100円ショップにも土が売っているということを知り、驚きました。
実際に行ってみると、植木鉢なども売っていてちょっとしたガーデニングコーナーがありました。
本当に100円ショップは何でも売っているのだなと感じました。

植え替えの時の参考、というか勉強になったのは11月12日の平澤さんの記事です。
この記事と、先生のコメントを読んで間引きの時に抜かずに土ごと移植しなければいけないということを学びました。
もうその時には私はキャベツの植え替えに失敗して枯らしてしまっていましたが、今後植え替えをするときには参考にしようと思いました。


(3) 渡辺だけでなく、研究室のスタッフからも色々なコメントをしました。
そのコメントで、どの様な気づきがあり、また、その後の野菜栽培に参考になったかと言うことについて、数個の記事を選んで、どの様に参考になったのか、(2)と同様に記して下さい。
なお、こちらからのコメントでなくて、外部のHPの方が、より参考になったという場合は、その記事のことを簡単に記して、同様にlinkを入れて、説明して下さい。

一番助けられたのは11月11日の記事へのコメントです。
それまで水のやり過ぎばかりに気を取られていました。
しかし、この日のコメントを読んで水不足も駄目だということに気づきました。
植物を栽培するときの基本なのにすっかり頭から抜け落ちてしまっていました。
それからは土の乾きに敏感になり、土が乾き気味かなと思ったら植木鉢の底から水が出てくるくらい水やりをするようにしています。
それまでは植木鉢の底から水が出てくるのは水のあげすぎなのかと思っていましたが、間違った認識をしていたようです。

また、11月15日の記事へのオガタさんのコメントも参考になりました。
前述したのと同じ水やりに関することなのですが、「植木鉢の底から水が出てくるにはどのくらいの水が必要か計測する」ということです。
必要な水の量を測るという発想がなかったのでとてもありがたかったです。
実際に計量し、それからは約180ml水をいれて水やりをすれば良いので水をあげすぎてしまう心配がなくなりました。

(4) 最後に、以上の(1)~(3)を踏まえて、残りの展開ゼミの講義を続けるに当たり、どの様なことに注意して、また、何を目標として、この展開ゼミの講義から何を学び、記事にしたいかを記して下さい。

やはり、一番注意しなくてはいけないのは水やりです。こまめに観察して適度に水やりをしなくてはいけません。
目標は枯らすことなく収穫までたどり着くことです。
まだまだ成長していないので不安だらけですが、無事にコネギとキャベツどちらも収穫したいです。
植物を育てる技術はもちろん、文章を書く技術もレベルアップさせたいと思っています。
他の受講者や先輩方の記事を読んでどう書いたらわかりやすいか、逆に伝わりにくいか、といったことを学びたいです。
それを受けて、読んだ人が栽培するときの手助けとなるような記事を書けたらいいなと思います。


以上で中間発表を終わります。

コメント

農学部・榊原さん

 こんばんは、遺伝の渡辺でございます。今年の受講生の記事を見ていて、水のやり過ぎの反動のように、乾燥しすぎという方が多くて、こちらとしては少しびっくりでした。展開ゼミが始まった頃、意外と雨が多かったので、そんなに被害が出なかったというか、乾燥の害にならなかったのかも知れないと思っています。ただ、農作物の乾燥の害というのは、世界的に見ると、かなり被害が大きい部類に入るかと思います。あまり詳しくはないのですが、乾燥耐性についての研究は多いと思いますので。スプラウトは、工場生産ですね。今日までで先立ったのですが、出先で新聞を見ていて、おもしろい記事を見つけました。また、次回以降、スプラウトの記事を書いた方の時にuploadするようにしてみます。

 中里さんの記事にコメントしましたが、現在進行形の今年の受講生と条件が異なる去年までの先輩方の記事。その当たりは、上手に使って下さい。環境条件が違うということです。もちろん、先輩方の記事も参考になりますので。あと、100円お店での調達、大事なことです。でも、それ以上に大事なことは、身の回りのものを使って、経費を抑えること。展開ゼミとして実施する前の「基礎ゼミ」の時代には、経費がどれくらいかかったかというのを課題にしたことがあります。ただ、それよりも自由に考えてもらう方がよいだろうということで、今の形になっています。もちろん、経費をかけるのではなくて、考えるということで。

 どの様に書いたら、その意図が読み手に伝わるのか、それはとても大事なポイントですね。中間報告をみても、それがよくわかると思います。一斉に同じスタンスで書いているので、比較もしやすいと思います。もちろん、ポイントは違っていますが。そんなことで、是非、後半戦はわかりやすい文章を書くとはということを大事にして、記事をuploadして下さい。そのためにも、毎日の観察と他の受講生の記事、それへのコメントをしっかり読んで、自分の植物がどの様な状況にあるのかを理解して下さい。次からの投稿も楽しみにしておりますので。


 わたなべしるす