東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立七北田小学校 NSP 6年生「自分の将来を考えて、どんな職業でがんばるか、考えてみよう!」(6/13)

2016年6月13日 (月)

 先週が大阪愛媛(西条四国中央)遠征。仙台に帰ると、少し涼しく、ほっとします。週明けの月曜日は雨でスタート。というか、東北南部、北部いずれも、梅雨入り。平年並みのようですが、昨年よりは2週間ほど早いと。去年、そんなに遅かったのか。記憶が。。。出張から戻ってくると、中庭の雑草がきれいに刈り取られていて。。。梅雨入り前だったのが、何よりかなと。。

20160613182738-e7d3c005477be809f051085cf38382347c39068e.JPG20160613182803-7e3976134bf3f36d53023f7f9eab1624cf60001a.JPG そんな月曜日。午後からは、仙台市立七北田小学校のNSP。6年生には、いつもは環境のことを講義していたのですが、今年度から別の先生。その結果、キャリア教育を。2年ほど前までは、夏休みに入ってすぐの企画で、保護者向けに行っていたものを。少ししゃべる内容などを変えながら。今回もwelcome boardが出迎えてくれました。ありがとうございました。最初のスライドで、渡辺の小学校までの道のりは、片道2km。それと同じくらいの方がいるかと思って、手を上げてもらったら、なんと3kmとか。。これにはびっくり。道沿いには、田んぼ、畑もあるし、もちろん、普通の民家も。本当はよくないけど、というか、いつもとはちがう道での道草。世の中が色々なことが起きることもあって、昔のようにじゃんけんをして、何かをしたり、色々なことが難しい時代。それでも、しっかり、工夫をしていました。

20160613183523-ffac6c178394e648b2cbb8e7a5beb267b72c55ec.JPG20160613183552-1b22183d0084b1188f1c9f645337c76f6301dcf5.JPG また、先日の大阪府立天王寺高等学校で話をしたときに、道沿いのツバキの花をちょっと拝借と言うこと。これは昔の子どもは普通にしたこと。そんな昔の子どもが大きくなった今の大人が注意することを放棄して、学校へと言うのも、いかがなものかと。。。もちろん、そんなことをする子ども側の工夫というか、どうやってチャレンジするかということが、縦の系列で教えられなくなってしまったのか。ただ、チャレンジをすることがどれだけ大事か、また、その失敗でどれだけ多くのことを学ぶことができるのか。失敗することが、怖いという回答がずいぶん多かったのは、やはり、周りの大人が手を出しすぎではないのか。もちろん、昔と時代が違うと言われるかもしれないですが。。。経験、失敗をしたほど、大きくなるわけです。大きくなっての失敗、これほど、恐ろしいことはないですから。。。そういう試行錯誤をたくさんして、大きくなってほしいと。

20160613183616-66e8b491be75d3920147436c626b3125e6ad2f69.JPG そのために、小学校時代にやってほしいのは、繰り返してやること。そういえば、先週の四国中央市立川滝小学校には、算数のドリルのプリントのコーナーが。繰り返してやることが、どんなことでも大事だと。繰り返してやったから、あやとりも手が覚えているわけです。もちろん、渡辺もできます。そんな渡辺の小学校時代。テレビアニメなどの科学力のおかげで、「科学者」がかっこいいと。もちろん、運動など、へたくそでしたので。そんな渡辺に夢を与えてくれたのは、アニメの世界の科学力、博士、教授。かっこいいなと。。。もちろん、そんなものになれると思っていたわけではないのですが。。。今の時代、博士、教授がでるテレビ、リアルな教授、博士がでる分、よいことなのか、そうでないのか。難しいところです。と言って、講義をしている渡辺もそうなのですが。。。

20160613183654-918e45114c6c85b07a198f367417b1bcb11987a5.JPG20160613183713-3182d2a7f9efba00e4c71f025afcd248e4fcf7ef.JPG 渡辺が遺伝学をやろうと思ったのもテレビの影響。同じような科学番組をしっかり見ていました。そんなところにも人生のきっかけはありますので。また、小学生にはなかなか難しいことかもしれないですが、今すぐやること。5年後にどうなっていたいかくらいは、是非、想像してみて下さい。これから、先の人生で大事になりますので。最後は、いつものように、毎日、がんばること、努力すること、続けること。そして、渡辺の5, 6年の時の担任だった、白石先生の「あきらめるな!!何時間かかろうと、何日かかろうと、ねばり強く、絶対にあきらめるな!」という言葉を。その言葉のおかげで、ここまでがある訳なので。

20160613183736-0858468d1bf68223431affd1e7f93371c68ab6b6.JPG20160613183756-42da1876ebc4e5dd7c7d1744265b821d71465717.JPG この後、各クラスごとに、質疑の時間。失敗をして困ったこと、初めてNatureに掲載が決まったときどう思ったかなど、たくさんの質問などもらいました。また、将来に向けて、がんばろうという決意も。。。小学生時代をどんなに過ごしたかで、その先も決まってくると。。。たしかに、渡辺の小学校1, 2年生の時の担任の越智先生を思い出した、今治市立立花小学校の竹内校長先生の話も。何かの時に、思い出して下さい。

20160613183822-4f676284092fbcd2f3e2bb37a9175ab89a69e067.JPG20160613183833-889e52429f7d522b6a61b7180bd3fa59cfba0ef8.JPG20160613183845-1aa8ddfa15ceb38027a6e742e1de2da574894126.JPG 講義のあと、校長先生、理科の椎名先生を交えて、キャリア教育であったり、最近の教育事情について、お話しを。こちらが他の案件があり、短い時間でしたが、ありがとうございました。最後になりましたが、理科の椎名先生、6年生の先生方、校長先生、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. この記事をuploadしようとして、七北田小学校のHPを拝見したら、すでに記事がupload。光速の対応に感動です。ありがとうございました。




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