東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.05.29

第一回講義

札幌日本大学高等学校の石ヶ森 祐です。昨日は、第一回の科学者の卵養成講座がありました。 第一回では、開講式・前年度海外研修報告と渡辺正夫教授の講義がありました。 前年度海外研修ではリバーサイド市に行った先輩方から、海外研修の報告と卵で得られたことについてのお話がありました。 研修の報告では、Enginering Challengeなどの特色のある授業があることを知りました。またホストファミリーとの交流を通じて成長した面などの話もありました。 その後の卵に参加する上でのアドバイスに関しての話では、100人以上の前で緊張した姿を見せないで発表した同い年や一才年上の先輩の人たちの姿に圧巻され、自分も一年後には先輩方のようになれるのかなという不安も少し感じました。 ここで、僕が一番印象に残った話は、 「教授たちは卵を温める道具を与えてはくれるが、卵を温めるのは自分自身。卵が目玉焼きになるのも腐るのも孵化するのも自分次第。」という話でした。 ここに集まっているのは、科学が好きで自主的に応募した高校生たち。だから学校の授業のように何でも先生が教えてくれるのではないから自分から行動していかなければならないということを改めて感じました。 その他にも友達を作ろう・質問しよう・後悔しないよう挑戦しようなどたくさんのアドバイスをもらえることができました。そのたくさんのアドバイスを生かしてそのあとの講義などに取り組むことができました。他校の友達も少しですができました。 先輩方、役に立つアドバイスをありがとうございました。 休憩の後渡辺教授の講義がありました。 渡辺教授の講義は小学校の時ぶりで、とても懐かしく感じました。しかし、講義の内容は難しいものでした。しっかり事前学習もして臨んだつもりですしたが、全然まだまだ実力不足でした。 次々と出てくる教授の質問に頭が追い付いていかなくて、ちゃんと答えることができませんでした。特に花の名前を当てるときには、ほとんどの花の名前がわからなくて、それなのに周りの人たちはたくさん答えていて、最初から震えが止まりませんでした。 でも渡辺教授も何度もおっしゃっていましたが、日ごろから周りに目を向けることが大切なのだと身を以て理解できました。 教授の講義の中で、自家不和合性の植物の遺伝子的な仕組みを鍵でたとえていた部分は、自分にとってとても興味深いものでした。 めしべに飛んできた花粉が自分のところのおしべからとんできたのか、そうでないのかということはSP11とSRKという遺伝子が関係しています。鍵でたとえると、自家のおしべとめしべが同じ鍵を持っているのでそこで判断するということです。 しかし、同じ鍵のパターンを持ったものもまれに存在し、その場合は自家でなくとも受粉しないとのことでした。 生物は遺伝子に支配されてるのではと少し思ってしまいました。 またリンゴは自家不和合性なのになぜ同じ品種はほとんど同じ味がするのだろうかと前から疑問に思っていました。それは、リンゴの実は子房から出来ているのであって、どんな花粉と受粉しても子房に影響はないということに気が付きませんでした。これは授業で習ったことを実生活に生かしてないということでもあると思うので、そこが自分の今後の課題であると思いました。 あと、自家不和合性植物もこのままだと子孫が残せないと思った時には自殖すると学びましたが、調べてみるとビニールハウス内の一酸化炭素濃度を3~5パーセントにさせて一酸化炭素中毒にさせて、自家不和合性の植物に自殖させるというやりかたが具体的な方法としてあるらしいです。 今回の講義は自分の知らなかったことがたくさん学べてとても勉強になる講義でした。そして、科学に興味を持っている人がたくさんいて、自分も負けてられないと思いました。 もっと勉強してもっと科学への興味を膨らませていこうと思います。

渡辺教授に質問です。

自家不和合性の植物は普通の状態だと自家和合できませんが、自殖性の植物は他殖もできるのですか?

投稿者:札幌日本大学高等学校

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