東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.07.17

第3回が終わって・・・

こんにちは。埼玉県立浦和第一女子高等学校の川崎弥矢です。みなさんのブログの更新がとても早く、びっくりしています。前回は直後に期末テストと文化祭が控えていたため、投稿することができずに3回目が来てしまったので、今回こそは!と思い、投稿しました。今回はサイエンスカフェと講義2つでした。順番に感想などを書いていこうと思います。

       

サイエンスカフェのテーマは「科学・社会・生命倫理」でした。始まる前はウォーミングアップのようなつもりでしたが、先日、長神先生が勤務していたという日本科学未来館に伺ったこともあり、予想以上にテンションが高くなりました。科学者のほとんどは世の中に役立ててもらおうと研究を進めていると思うので、悪用についてはあまり考えたことがありませんでした。しかし、実際の例を聞くと、悪用されてしまったこともあるようなので、自分の目で見るだけではなく、他の分野の人の目も借りる必要があると実感しました。そしてこれまで科学コミュニケーターという職業を知らなかったので、少しまとめてみようと思います。簡単にいうと、科学者・技術者と市民とをつなげる役割を担っているそうです。私は、科学は理系の人だけのものではないと思っているので、おもしろそうだなと思いました。

       

1つ目の講義のテーマは「地震学のススメ」でした。最初に出てきたのは「地震・雷・火事・親父」という有名な言葉。親父が台風を意味するということも、知らなかったので驚きでしたが、地震が江戸時代の人々にとっても怖いものの筆頭だということにかなり驚きました。このことをはじめ、驚きの連続となる講義でした。地震は揺れた瞬間ではなく、断層が急激にすべるという地面の揺れた原因だということに最も驚きました。今日も気づかない大きさの地震も含めたくさんの揺れが起きているのだと思います。逆問題を解くだけではなく、S-netが活用できるようになれば、より人々の助けになるのではないかと思いました。東日本大震災では私の住んでいる埼玉でもかなり揺れましたが、仙台はさらに強い揺れだったのだと思います。残念ながら、関東では忘れかけている出来事となりつつある状況だと思われますが、今日の話を聞いて、改めて1人の人間としても、科学者の卵としても忘れてはいけないと思いました。

       

2つ目の講義のテーマは「DNAと遺伝子組換え植物」でした。小さいころによく見ていたアニメがたくさん出てきてとてもおもしろかったです。もう一度見直してみようかなと思いました。納豆などのパッケージに書いてある「遺伝子組換え大豆は使っておりません」という言葉を見ていましたが、どんなことなのかは分かっていませんでした。遺伝子機能の解明とは、暗号の解読であるということに最も興味が湧きました。これまでは突然変異はただの偶然として自分の中では終わらせていましたが、植物の生態の解明につながると教えていただいたとき、とてもわくわくしました。アグロバクテリウムの力にも驚きました。青いカーネーションは知っていましたが、細菌の力を借りているとは思っていませんでした。アグロバクテリウムの遺伝子がどのように植物に入っていくのかをさらに知りたいと思いました。また、その細菌の力を借り続けるためにも環境保護を進めていかなければいけないではないかと思いました。

      

まだまだ知らないことばかりで、知らないことを知ることができる卵はとても楽しいです。私は卵から帰宅した後、家族に簡潔にその日の内容をまとめて話すことをやっています。その内容について知らない人(家族は全員文系)に自分の言葉で伝えると理解が深まると思います。みなさんも機会があればやってみてください。そして、科学好きの仲間が増えていくことも嬉しいです。またお会いしたいです。長くなりましたが、見ていただきありがとうございました。

投稿者:埼玉県立浦和第一女子高等学校

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