こんにちは。秋田県立能代高等学校二年の中村響です。
今回の講座を受けて私は、科学にとって必要なものは「感じ取る力」であり、通常の事柄の中にある些細な変化や、特徴のあるものに対し、関心を持ち、不思議な事だと感じとれる視点を持つことだと理解しました。渡辺教授は私たちにわかりやすいように小学校の頃に栽培した植物や身近な野菜やフルーツを例に出してくださいました。講座に参加するまでの私は、なぜ人工授粉やミツバチを放し飼いする必要がある植物とそうでないものがあるのかを疑問に思う事もありませんでした。今までは何とも思わずに見逃してしまったことの中に、実は不思議な意味がたくさんあったのではないかと思い、少し悔しく思いました。講義終了後、これからはアンテナを伸ばして、不思議なことを感じ取っていこうと張り切っていた矢先、早速キャンパス内で一つ発見しました。卵になって第一号の発見です。後日まちかどサイエンスで投稿するので見てください。
第一回講座を終えて二つの疑問を持ちました。(本当はレポートを早めに書き終えて質問する予定でしたが遅れてしまいました。答えて頂けると幸いです。)一つ目です。自家不和合成が起きないようにする手段として蕾受粉や老化受粉、突然変異による自家和合成の系統を作り出す方法などがあるようですが、それを行う事のメリットは何でしょうか。私は初め、上記の手段を行うと他の遺伝子を取り入れることがないため、交配によって良質な作物が出来た時に同じ遺伝情報の作物を作れることがメリットではないかと考えました。しかし、メンデルの法則からよく考えてみると、それは効率よく同じ作物をつくることはできないため、メリットとは言えないことに気づきました。二つ目です。上記の三つの方法以外に遺伝子組み換えは行われていないのでしょうか。以前は何十年とかかった品種改良も遺伝子組み換えによってより短い期間でできると聞きました。私は、上記の三つの方法よりも、この方法で自家和合性であり自家不和合成でもある花を人工的につくる方がよいのではないかと考えました。後で関連の本を探して詳しく調べてみようと思います。
科学者の卵には講義以外に他県の学業に対する意識の高い学生と交流できるという魅力があると考えます。出来る限り多くの人と話をして、知識や人脈の幅を広げていきたいです。自分がこの環境にいられることにとてもワクワクしています。みなさんよろしくお願いします。
投稿者:秋田県立能代高等学校