みなさん、こんにちは。仙台第二高校2年の菅原美日です。
2回目の講座が終わりましたが、今日はとても有意義な、濃密な1日となりました。
まず始めに英語交流サロンがありました。留学生の方と英語で交流するということで臨機応変に自分の言いたいことを英語で表現できるか、緊張していました。最初に1人ずつ自己紹介をしたのですが、皆さんが熱心に話に頷いてくれ、時々留学生の方がフォローしてくれました。そのことで自信を持ってはきはきと喋ることができたと思います。留学生は韓国とマレーシアの方だったのですが、写真を見せながら文化について話してくれたり、今、東北大学で研究していることや将来の夢を詳しく教えてくれたり、さらには私が読書が好きと伝えたところ、この作家の本を読んでみるといいよ、と洋書を紹介してくれました。私もすかさずメモを取りました。本当に和気藹々とした雰囲気の中で会話を楽しむことができました。つっかえることなく、笑顔で話せたと思います。この英語交流サロンはまた開催されるのでもっと流暢に、フランクな英語を話せるように英語力を高めたいです。
次に英語の学習についての講義がありました。最近英語4技能がより重視されていますが、留学しなくてもネイティブな英語を習得する効果的な学習法を教えていただき、今日から実践したいことばかりでした。先生が特に大事だとおっしゃっていたのは、インプットの量が多いほどアウトプットも強くなるということでした。やはり文章を書いたり話したりするのにも文法や単語、発音などがしっかりできていることが基盤となるので4技能、4技能と言うとつい普段、学校ではあまりやらないスピーキングやライティングは大丈夫かと思いがちですが、リーディング、リスニングは基本として重点を置いて頑張ろうと再確認しました。また、橘先生の後にアメリカ英語についてお話しになったルハンさんは中国の方で欧米圏に留学したことはないのにきれいな英語を話されていてすごいなぁと思いました。きれいな聞き取りやすい英語は声の抑揚があり、単語の間をブツ切りせずに結合して発音するのが大切だと、ルハンさんの英語と日本人が発音しがちな英語(ルハンさんが真似して下さった)を聞き比べて実感しました。夏休みなのでLincEnglishを活用して、先生がおっしゃっていた週に15時間英語に触れるというのを目標に頑張ります。
続いて、堀井先生から分子病理学についての講義がありました。がんは日本人の死因で圧倒的に高く、確率としては2人に1人がかかるということは私も知っていました。ですが、女性より男性の方が罹患率が高い、臓器によって生存率が違う、膵癌の治療が他のがんと比べて発達していない、がんの転移にはリンパ行性、血行性、播種性がある、など深く知ることができました。先生は健康的な生活習慣を送る一次予防を強化していきたいとおっしゃっていて、私も今から心がけようと思います。最近は京都大学の本庶教授が免疫チェックポイント抗体についての研究でノーベル賞を受賞したり、ゲノム医療が発達したりとがんの研究が盛んだということで、いつかはがんは誰でも治る病気だという時代が来るのではないでしょうか。
今回も多くのものを吸収しました。これからもより積極的にチャレンジし、科学者の卵として成長していきたいです。
投稿者:宮城県仙台第二高等学校