皆さんこんにちは。American Englishよりも British Englishのリスニングのほうが得意な穂積尚子です。アメリカ英語よりも''R''の音に気を取られなくて、かくかくしている感じが好きなのです。とはいえ、学校の授業はアメリカ英語だし、British Englishは発音が難しいような気がします。触れている時間の問題かもしれませんが。最近のトレンドはアメリカ英語だそうなので、きちんとアメリカらしい英語を身に着けたいと思います。
なぜ、私がこの話をしているのかというと、今回は留学生との英語交流サロンに始まり、英語学習についての講義もあったからです。ラハンさんの発音は、いつもリスニングで利用している教材のようにきれいでした。留学をしなくても、自学自習であのように話せることを、耳で実感した今、lincenglishは私の必須アイテムです。一年間使い倒します。
留学生との交流サロンも、非常に楽しかったです。留学生の出身国について知ることができたし、彼らがどうして日本に来たのか、東北大学を選んだのかという理由についても知ることができました。私の大学選択にも、大きな影響を与えることになると思います。そして、サロンで実感したことは、積極性の大切さです。加えて、何があっても、大きな声で話すこと。グループには7人の日本人と、2人の留学生がいましたが、トータルの声量は留学生が圧勝していたことでしょう。大きな声は、グループの雰囲気も盛り上げます。好循環への第一歩だと実感しました。
午後、一コマ目は前述の英語能力獲得大作戦、二コマ目は「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」という講義でした。私が将来携わりたいと思う「医療・医学」の話です。この時を楽しみにしていました!!!!
先生はもとは臨床の世界にいらしたということで、なるほど、そういう道もある(臨床か研究かを決めたら、その道だけを進み続ける義務はない)のかと気づかされました。...とはいえ、進学の際には決断が必要なのですが。
がんというのは遺伝子のコピーミスが増殖を続け、悪性腫瘍になったものを指します。治療法は手術、抗がん剤、放射線、免疫があり、最近、ノーベル生理学賞を受賞された本庶先生の研究でも有名な「免疫チェックポイント抗体」はT細胞に働きます。一方、「分子標的薬」はがん細胞の受容体に働きます。これは従来の抗がん剤の''とにかく増える細胞を叩く''ものではなくて、''細胞の中の増殖を促す部位を叩く''というものです。がんがある部位に応じて薬を変えるのではなく、がんの種類に応じて薬を変える(がんの種類によって受容体が異なるため)という考え方は、転移に対応できるので効率も良いし、体への負担も少ない。治療する側がどのような種類のがんなのかを見極め、体質などにも応じて適切な投薬を行えば、QOL(quality of life)は良好だろうし、それをきちんと伝えられる話術も必要だろうと思いました。がんだからと絶望するのは免疫の働きの上でも好ましくない、だが、安心して不規則な生活に陥るのも良くない。一次予防、二次予防、三次予防と名前こそついていますが、関係は切っても切れないものでしょう。生活は途切れないのですから。
とかく、この経験はとても貴重でした。前回の植物の遺伝、今回の二コマ、とても楽しかったです。次回もとても楽しみにしています!!
投稿者:宮城県仙台二華高等学校