秋田県立能代高等学校二年の中村響です。
私は、第二回講座を通して英語の四技能すべての大切さを実感しました。
留学生との交流では、緊張はせずに積極的に話す事が出来たものの、普段の生活で英語を使って会話をするという経験が少なかったため、簡単な文章を英語で話すことにとても時間がかかりました。英検の二次試験の対策の時しか瞬間英作文を行ってこなかったからだと思います。英語交流サロンはこれを見直すよいきっかけになりました。
堀井教授の講義でもスライドに英語で書かれている論文が多く紹介されていました。秋田大学の生物学部を見学したときや、東北大学のオープンキャンパスに参加したときにも英語で書かれた論文や本を目にしました。入試で出題される長文を速読するにはかなりの体力がいると私の高校の先生からよく聞きます。それよりも長い文章を読むためにも橘教授が講義中におっしゃっていた英語を英語のまま理解する能力が必要だと感じました。
さらに、私が今目指している災害科学国際研究所ではより英語が必須になります。交流サロンで留学生とその話になった時にも、その研究機関で頑張りたいのなら英語を完璧にする必要があるといわれました。英語は入試のためではなく、私の大学生活を充実させるために必要なものです。まずは、今年の夏休みに、橘教授から教わった、LincEnglishを用いた勉強法で上記の二つの課題を解決するべく頑張ります。
堀井教授の講義からは、私が行いたい研究について深く考えさせられました。災害科学には、災害医学研究部門という学問もあります。例えば、災害公衆衛生分野、災害口腔科学分野、災害感染症分野など医学や生物学に関連した分野が多くあります。今までは地球科学だけに興味を持っていましたが、より多くの学問から情報や知識を得る事の大切さを感じました。専門の学問だけを追求する「学問の蛸壺化」は研究開発やその成果が専門家のみで共有され、進展がしにくくなる為、改善するべき問題だと思っています。だから、理学に限らず、多くの知識を取り入れていきます。
科学者の卵に参加するたびに、自分の世界が広がっていく事を実感できて、とてもうれしく思っています。次回の講義に向けて、まずはできる事を!次回が楽しみで仕方がありません。
ありがとうございました。
投稿者:秋田県立能代高等学校