東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和元年度 活動ブログ

令和元年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2019.08.05

一期一会

一期一会...二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会い。


はじめまして、みなさんこんにちは。宮城県仙台第一高等学校の鹿股とほこです。これから1年間、よろしくお願いします。


正直なところ、私はタッチ・タイピングができません。しかし、活動ブログの中で同年代の皆さんがこのようにブログを投稿しているのを見て、憧れと悔しさを感じました。そこで挑戦してみようと思い、今パソコンの前にいます。打つのはゆっくりではありますが、自分が思ったことを書き記していきたいと思います。


この「科学者の卵養成講座 探求型」は、自分が所属する部活の顧問の先生から紹介されて興味を持ち、応募しました。しかし1回目は、自分よりもレベルの高い他の高校の方々に圧倒され、何もできず、渡辺先生の面白いお話も笑うことができないほど緊張していました。質問の時も、勢いよく上がる手とハイレベルなやりとり・・・。自分もついて行けるのかと、とても不安に思っていました。また、自分は知っている人が一人もいない状態で参加していたので、少々の心細さもありました。


そんな状態で迎えた、2回目の科学者の卵。とにかく友達を作ろうと、いろんな人に話しかけてきました。正直なところ緊張しながらも、同学年で、しかもお互い科学に興味があるという点で共通部分があるので、話していてとても楽しかったです。さらに、自分の研究の話や、私は普通科なので理数科の話など、普通なら会えないような人と、普通ならできないようなお話しができました。様々な視点から科学を考え、様々な視点から科学の深い部分を追求しようとしている。そんな仲間とお話ができることは幸せなことだと思います。


また、午前中に行われた英語交流サロンでは、ベトナムとパキスタンの留学生2人、そして同級生6人の8人と英語で話をしました。私自身は、とてつもなく英語が苦手なので、かなり身振り手振りを使いながら話していましたが、それでもなんとか英語が伝わっている感じがして楽しかったです。最初は自己紹介や、互いに質問をし合ったりと、準備してきた内容で対応できましたが、後半、それも12時頃になってくると、留学生の方から、何か面白い話をして...とお願いされ、一生懸命話しました。面白い話なのに、まじめに話しちゃいました。多分伝わったかな。伝わってないかもな。同じ班だった人、川に落ちちゃった話をしたのですが、わかりましたか?...そんな感じで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。この回も本当に楽しかったのですが、自分に英語の能力がもっとあったら、もっとスムーズに話せるのにな、と今まで英語をちゃんと勉強してこなかった自分にちょっと後悔もしつつ。


そして、タイミングばっちりな橘由加先生とLuo Han先生の「英語能力獲得大作戦の講義」。その前の留学生の方との交流があったせいか、アウトプットである、speakingwritingについての話を集中して聞こうとしていました。しかし、講義の中で「アウトプットの土台となるものはインプットであり、インプットなしにして英語は上達しない。」という話を聞き、speakingさえ練習すれば何とかなると思っていた自分の浅はかな考え方に、かなり反省しました。そして、英語を学び、使うことを本当に楽しんでいらっしゃる2人の講師の先生を見て、自分も英語に対して、何か良いイメージを掴むことができたように思います。次回の英語交流サロンは10月12日。それまでに自分の英語力をもっともっと磨いていきたいと思います。


そして、講義2時間目、堀井明先生の「がん制御へ向けてのChallenge~分子病理学からのアプローチ~」。始めから、DNAの説明、現在のがん患者数の実態、これからのがんについて、そして、それを止めるためにどうすればよいのかについて講義していただきました。特に印象に残っているのは、堀井先生のがんにかける思いの強さです。元々お医者さんだった堀井先生は、医者という仕事をしていては治すことのできない病気と出会い、研究者を志したそうです。私から見れば、お医者さんという仕事は多くの人から尊敬されるすごい仕事で、そんな仕事を辞めても誰かのために尽くそうとする姿に感銘を受けました。しかし、まだ1年生で生物基礎が始まったばかりの私にとって、特に後半の方はかなり難易度の高い内容で、ちゃんとした理解のままならないまま終わってしまいました。自分の知識量の少なさを再実感し、もっともっと生物について知りたいという思いが強くなってきました。


今回の科学者の卵を通して、コミュニケーションの大切さであったり、がんに対するアプローチであったりと、先生方が人と関わっていく中で培った技術を教えていただいたように思います。しかし、それをどう生かすかは自分次第。どうとらえるかは自分次第。それが、卵の講義の面白いところだと思います。高校の授業の中では、課題があって、まとめがある。でも、卵の講義では、その2つを自分で考えなければいけない。いろんな課題があって、いろんなまとめ(答え)がある。卵のみんなはどんな気持ちでこの講義を受けているのかなって考えるのも、また楽しいですよね。


次回の講義では、量子アニーリングや遺伝子組み換えに関する講義があり、自分の興味がある分野なのでとても楽しみです。また、午前中に行われるサイエンスチャレンジというものも、名前からすでにワクワクしています。知らない人がたくさんいる環境で、どこまで自分をのばせるか。どれだけいろんな人と関われるか。今回よりも充実した一日となるよう、いろんなことに全力で、取り組んでいきたいです。


最後まで私の拙い文章にお付き合いくださり、ありがとうございました。

投稿者:宮城県仙台第一高等学校

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