こんにちは。青森県立青森東高等学校1年の澤田瑚倖です。8月6日に3回目の科学者の卵養成講座が行われました。
最初に行われたのは「サイエンスチャレンジ」です。割り箸とモールを使い、ピンポン球をどれだけ高い位置に置くことが出来るかを競うというものでした。私の班では割り箸をどのように有効的に使うかに重きを置いて制作しましたが、考えているうちに予想以上に時間が過ぎてしまい、計測することが出来ず終わってしまいました。考えるばかりで行動にあまり移せなかったというのが効率よく制作をしたり、計測してもらうことが出来なかった原因だと思いました。このサイエンスチャレンジでは実際に行動に移すことの大切さについて学ぶことが出来ました。
午後の講義1つ目は大関真之先生の「量子アニーリングと未来の情報科学」でした。この講義で1番驚いたのは、今自分が習っている2次関数がとても活躍しているということです。学校で習っているときも、2次関数が何に使われるのか分からなかったのですが、この講義を受けて渋滞の改善や、津波の際の避難システムにも使われていることを知り、とても驚きました。学んだ物が何に使われているのかを知り、もっと勉強したいと感じるようになったので、何か学ぶときには、それがどのように活かされているのかを考えながら進めていこうと思いました。講義とは別ですが、先生の自己紹介の際、「なぜ夢を1つに決めるのか」という話をされました。先生は社長にも教授にも漫画家にもなったと話していました。これを聴いて、出来る限り自分がやりたいと思うことは実現させていこうと思いました。
講義の2つ目は伊藤幸博先生の「DNAと遺伝子組み換え植物」でした。この講義で1番驚いたのは、サツマイモが自然に作られた遺伝子組み換え植物であるということです。この遺伝子組み換えを引き起こしているのは「アグロバクテリウム」というバクテリアです。アグロバクテリウムとは、土中に生息するバクテリアで植物に感染します。現代ではこのアグロバクテリウムの遺伝子組み換え技術を使って青いカーネーションが作られました。今回の講義を聴いて、正直どこか悪いイメージを持っていた遺伝子組み換えが自分の身近にあることに知り、遺伝子組み換えへの印象が変わりました。現在、アグロバクテリウムにより自然に遺伝子組み換えが行われた植物として認識されているのはサツマイモだけのようですが、他に自然な遺伝子組み換え植物がないのか調べてみたいと思います。
今回の科学者の卵養成講座は、先生方が明るい方で楽しく講義を聴くことが出来ました。大関先生の講義を受ける前は、物理が苦手な私はちゃんと理解できるか不安でしたが、まじめなだけでなく面白い部分が多かったし、とても分かりやすかったので興味が湧くきっかけになりました。遺伝子組み換えについては、元々興味のある分野だったので、さらに興味が湧きました。回を重ねるごとに、今まであまり気にしていなかった分野への興味が湧くようになっていてとても嬉しいです。これからも、たくさんの分野へ興味が湧いていけばいいなと思います。次の講義は化学で私が最も興味のある分野なのでさらに興味を深め、楽しんで聴くことができ、質問も積極的にできればいいなと思います。
投稿者:青森県立青森東高等学校