秋田県立能代高等学校二年の中村響です。
第三回講義に参加してきました。
今回行われたサイエンスチャレンジでは、自分の頭の固さを痛感しました。出来た構造物はどのチームも同じで、私達の班は、できたものを逆さにしたり、割りばしの組み方を変えたりしましたが、高さを出すことができず、結局ほかの班と同じものを作りました。ひよこの方にも革新的なアイデアを見てみたいといわれましたが、頭をフルに回転しても思いつきませんでした。とても残念です。
容易にアイデアが思いつかないのは、私の情報量の少なさから来ているものだと思います。多くの学問を学び、様々な分野に触れること、また、多様な文化に触れる事で、多くの情報の引き出しができると思います。その引き出しを開け閉めし、何通りもの組み合わせが新たなひらめきにつながるのではないかと思います。
私は、今回の講義を拝聴するまで量子アニーリングというものを全く知りませんでした。量子アニーリングは、減災において、ハザードマップの改良、つまり、今までにない防災・減災の方法を導き出すことが出来る事を知りました。津波災害時の各家庭から渋滞なく避難する最適経路の作成については、地域独自のものが導き出すことができると考えます。このことから地震や、津波、火山活動が起こった時に、被害をできるだけ少なくなるような都市設計もできるのではと考えました。私は、災害科学分野、特に減災の研究に興味があります。今回の講義の内容はとても興味深く、そしてあっという間の時間でした。可能なら、大関準教授のお話をもっと聞きたいです。
生物の講義では、遺伝子組み換えと、法学に結び付きがある事を知りました。調べてみると、生物の多様性を守るための法律や様々な法律がある事がわかりました。前回の活動ブログで、学問の蛸壺化について書いた時には、理学系の知識を幅広く取り入れるべきなのかと考えていましたが、より深く学問を学んでいくためには、法律についても知る必要があるようです。大関准教授も自分の技術で人の役に立ちたくて起業したと仰っていました。理学と社会と結びつけて考えると、法律と関わりがあるのも当然だと思います。
防災と法律の関係については、大規模地震対策特別措置法と言うものがある事がわかりました。そのように考えると、各自治体が、災害に対してどのような対策をしているかも知る必要ある気がします。他にも、関わりがある事がらを見つけたら積極的に情報を集めます。
科学者の卵に参加してから、自分の目標を叶えるためのヴィジョンが明確化しました。参加できたことの喜びを感じるとともに、各講義が自分にもたらす影響がより多くなるように講義の予習や教授についての情報収集をしていこうと思います。
投稿者:秋田県立能代高等学校