みなさんこんにちは!
大変、大変遅くなってしまいまして、9月に突入してしまいました。すいません...。
岩手県立釜石高等学校の後藤朱音です。
科学者の卵第3回が開催されました。今回は、午前にサイエンスチャレンジ、午後に大関真之先生による「量子アニーリングと未来の情報科学」、伊藤幸博先生による「DNAと遺伝子組み換え植物」の2つの講義が行われました。
サイエンスチャレンジでは、「ピンポン玉4つが乗る構造物を作ろう!」ということを目標に20分間で、割り箸2膳とモール30本を使って構造物を作りました。なかなか苦戦しました。同じグループのメンバーの方と協力してあぁでもない、こうでもない、と話し合いながら紙に書いたりして進めましたが、やっぱり行動するのが1番ですね。こうゆうのは、大人よりも幼稚園児の方が得意だ。ということを聞いたことがありますが、実際にやってみて本当にその通りだと感じました。創造力と行動力、とても大事ですね。
午後の講義1つ目は大関真之先生による「量子アニーリングと未来の情報科学」でした。
量子アニーリングという言葉を、私はこの講義で初めて耳にしました。最適化問題を解く技術が、津波災害時の避難経路システムに活用され実際に社会の役に立っているということを知り驚きました。そして、その技術に、私達も既に学校の授業で習っている二次関数が使われているということも更なる驚きでした。また、この講義の中で「超伝導」このワードが出てきた時はおっ!と思いました。第3回科学者の卵の数日前に筑波研修に行ってきたばかりで、超伝導について興味が高まってる中での事だったのでとても嬉しかったです。
今回の講義では、正直言って頭の上に?が浮かぶ場面が目立ちました。まだまだ予習が足らないなと感じました。これからはしっかりと意味のある予習に取り組んで行きたいです。
午後の講義2つ目は伊藤幸博先生による「DNAと遺伝子組み換え植物」でした。突然変異体が普通の遺伝子と何が違うのか、どう違うのかということを比較することによって遺伝子の機能が明らかになっていくということを知りました。科学の進歩は、こうして進むのか...とひしひしと感じました。そして、アグロバクテリウムという土の中に住んでいる細菌は、遺伝子組み換えの技術を持っている。ということがこの講義で最も驚いた点でした。このアグロバクテリウムの性質を真似ることで、人間も遺伝子組み換えを行い、それによってもたらされた結果(食品の生産性や、機能性の向上)を私達は享受しているということを実感し、アグロバクテリウム、とても興味深い生物だと感じました。
私は物理選択なのですがここ最近科学者の卵の影響で生物分野に(もちろん物理分野もですが)とても興味が湧いてきています。今回も、授業の後に遺伝子組み換えや、品種改良などについてインターネットで調べていますがとても面白い内容のものばかりです。これからも科学者の卵や、科学者の卵をきっかけとして、自分の世界を広げていきたいです。
投稿者:岩手県立釜石高等学校