こんにちは。岩手県立花巻北高校二年の佐々木愛です。すでに4回目がおわってしまいましたが、3回目の振り返りをしようと思います。
①サイエンスチャレンジ
今回が初めてのグループで行うサイエンスチャレンジとなりました。課題はピンポン玉が4つ載る構造物を作ろう!というものでした。割り箸とモールが用意され、それらで立体的な構造物を作り、その上にいくつかのピンポン玉をのせ、ピンポン玉がより高い位置に来るようにするチャレンジでした。作っていく中で、まずどんな土台を作るか、どうしたらピンポン玉が安定するか、どうやって高さを出すか、などといった複数の問題が出てきました。そのたびに同じグループの仲間と話し合う必要がありました。自分の考えを伝えるとき、みんなに理解してもらわなければないため、話す際にはなるべく伝えられるように丁寧にはなすことを意識しました。そして、人の考えを聞くときは、相手を理解しようとすることが大事だと思い、自分の認識があっているか確認して、アイデアを出していくことができました。最終的に他のチームより高いものは作れませんでしたが、なんとか記録を残せる形あるものをつくることができました。
今回のようなグループワークのかたちでは他人と協力しなければなりません。自分ひとりでよいものができるわけではないと思うし、考えを共有し合うことで、自分や相手の考えの良い点、悪い点に気づけるのだと思います。私は初めての人に積極的に話しかけるのが苦手で、すぐに仲良くなれることは少ないです。だけど始まる前のおしゃべりで学校の話とかいろいろ聞けたし、話せたし。わたしの「初対面」に対しての壁のようなものが薄くなっていると感じられました。これも科学者の卵のおかげでは?と思います。感謝感謝です。
②講義 量子アニーリングと未来の情報科学
私はこの講義を受けるまで、量子アニーリングという言葉を聞いたことがありませんでした。量子アニーリングをつかうと、人の手で行うと時間がかかってしまうような複雑な計算がすぐにできるということでした。これはとても画期的なことで、これからもっと世の中に役立っていくと思います。先生の話の中で印象に残っているのは、わたしたちは勉強において問題を解く立場であるが、問題を作る側にもなれる、ということです。私たちは社会問題を見つけることができ、問題の解決方法を探し、よりよい方向へ進んでいくことができるのです。科学技術を使って未来を創っていくこと、これが私たちにできることだと思います。
③講義 DNAと遺伝子組換え植物
まず遺伝子とは何かということから、突然変異体を使った遺伝子の機能を明らかにする方法を学びました。そして初めて遺伝子を観察しました。ブロッコリーを食べていて遺伝子を食しているとは考えたこともなく、遺伝子を目にして不思議に感じていました。遺伝子組換えのはなしでは、アグロバクテリウムのすごさをしりました。人が行っている植物の遺伝子組換えは、アグロバクテリアの技術をまねしているということでもっと詳しく知ってみたいと思いました。遺伝子組換えは簡単にうまくいくものではないと分かり、何度も試していくうちに目標に近づくのだと改めて大変が分かった気がします。遺伝子については授業でも少ししか習っていませんが、遺伝の過程や植物の改良に興味があります。今度研究室にお邪魔させていただくことになったので研究内容や今の技術について詳しく学んで来ようと思います。
私にはまだまだ知らないことがほんとに沢山あるんだなーって思わされます、毎度毎度。知らないことを知れるってすごく楽しいし、もっと知りたいって思うようにもなります。これからも多くのことを学べると思うと楽しみで仕方ないです。第4回のまとめも書くぞーって勢いですけど今日は少し遅いのでまた明日にします。ありがとうございました。
投稿者:岩手県立花巻北高等学校