こんにちは、宮城県宮城第一高等学校1年の熊倉妃夏です。投稿するのが遅れてしまい本当にすみません。第四回講座も終わってしまいましたが、今回は第三回講座のことについて書こうと思います。
まず、午前はサイエンスチャレンジを行いました。材料は割りばし2本とモールだけで、どれだけピンポン玉を高くすることができるのかグループ対抗で行いました。モールだけだとピンポン玉を乗せられる程の安定感がなく、どこに割りばしを使うかとても悩みました。始めに、割りばしで脚立のような形の土台を作りその上にモールを巻き付けていくという方法でやってみました。すると、安定感は上がりピンポン玉を乗せることができました。しかし、高さが低く20㎝程しかありませんでした。その原因として、土台の部分はよかったもののモールの組み立て方が悪かったのではないかと考えました。そこで、班のメンバーでどのようなモールの形にするか話し合い、二重らせん構造のような形を中心に作りそのまわりを三角柱で囲い安定感が出るようにすることにしました。それを実際に試しながら進めていくと、先ほど作ったものより高さが出ても揺れることなくモールを積み重ねることができました。しかし、最後に三角形を横に並べてピンポン玉を置くものを作ろうとしたところで時間になってしまいました。完成できなかったことはとても悔しかったですが、新しい友達との仲を深めることができました。
午後は、大関真之教授による「量子アニーリングと未来の情報科学」と伊藤幸博教授による「DNAと遺伝子組換え植物」の2つの講義がありました。大関教授の講義は、物理の範囲で私は学校で物理を取っていないので、予習はしたもののついていけるかとても不安でした。しかし、難しい言葉も分かりやすく説明してくださったり、身近な例に例えてくださったので理解することができました。量子アニーリングを利用することで、今まで人間が多くの時間をかけていたことが一瞬でできるのだと分かりました。伊藤教授の講義は、私が目指している学部に近い内容だったのでとても興味がありました。今回、アグロバクテリウムという生物が遺伝子組換えをする上で重要な役割をすることを知りました。先日、学校の課外学習で筑波に行き用途によってそれぞれ違う種類のイネを育てていることを知りました。味の違いだけでなく、家畜のエサ用の「たちすずか」など様々な種類のイネを見ることができましたが、どうやって形質転換させたのかは知ることができなかったのがとても残念でした。今回の講義で、その分からなかった部分を解決でき、更に興味が湧きました。
今回は、サイエンスチャレンジと2つの講義と様々な内容が織り込まれていて色々と考えることがありました。私は、物理を勉強したことがありませんでしたが少し難しいイメージがありました。しかし、今回講義を受けてみると全然違い、数学と強く結びついていてとてもおもしろいと分かりました。次回からも、分からない分野であったとしても積極的に学び、深めていきたいです。
投稿者:宮城県宮城第一高等学校