こんにちは。宮城第一高等学校1年の熊倉妃夏です。
まず、午前には長神風二教授によるサイエンスカフェがありました。今回のサイエンスカフェは、普段の講義などとは異なり倫理の活動でした。倫理と聞くと学校の授業を思い出し、難しいイメージがあったので少し不安でした。しかし、受けてみると周りの人と話し合う活動が多く、意見を共有し合いながらリラックスした気持ちで過ごすことができました。特に、未来に実現しそうなことをグループで話しあったときには、私には思いつきそうにないことをたくさん出してくれて様々な想像をすることができました。午後は滝澤教授による「化学反応の場を探る~マテリアル・デザインと新物質探索~」と、京都大ー東北大共同企画(パネルディスカッション)がありました。滝澤教授の講義では、マイクロ波加熱を利用することで新しい材料を作ることができることを理解できました。原子配列と機能発現の話は少し難しかったですが、最後まで聞いて結晶中の原子配列が重要であることが分かりました。また、形態によって材料の機能が変わるというのもおもしろかったです。温度によって、電柱の上のルツボになったりサファイアになったりするということを聞いて驚きました。見た目では全然違うと思っていましたが、構成されている物質は同じだということに興味が湧きました。パネルディスカッションでは、なかなか聞くことができない京大生の勉強法や研究している内容について詳しく知ることができました。特に、高校の時に一番していた教科を聞かれた時に英語と答えていたことが印象に残りました。これは、学部の違いによっても変わらず英語が重要になってくることが分かったので、これから自分の英語の勉強時間を増やすなど勉強方法を見直してみようと思いました。また、多くの先輩が高校の時に様々な大会に参加していて、その経験が今の研究にも活かされているように感じたので、積極的に校外の活動や大会に参加してみたいと思いました。今回のディスカッションを通して、自分の生活を見直す良いきっかけになりました。
投稿者:宮城県宮城第一高等学校