こんにちは、秋田南高校の下田楓大です。朝は新幹線のチケットを忘れてしまいパニクってましたが無事間に合いました。まさかあれって2枚必須だったんですね。そして今、これまで受けてきた講義が全部楽しかったなと振り返りつつも、今回の講義の振り返りをしていきたいと思います。
今回は英語交流サロン、エンザイム(酵素)ハンター、薬を創る科学技術、の3つが行われました。エンザイムハンターってかっこいいですよね。呼び方は。
英語交流サロンでは伝言ゲーム、Chinese whispers を行ないました。しかし伝言ゲームと言っても、もちろん伝言は英語で行いますし、人数も留学生含めて8人と多いです。さらにはお題として出される絵がとても奇抜で、チキンがチキン食べていたり、タコが世界征服していたり、ゴジラが教卓に立っていたりします。なかなかぶっ飛んでますね。そして伝言ゲームの醍醐味、最後の人の聞いたことの発表は紙に絵を描いて行われます。ところで、英語の発音は難しいもので、birdをbusと、yellowをeleven と間違えることもありました。そして元のお題が奇抜で推測できない。珍回答続出待ったなしですね。危うく11台のバスがタピオカミルクティーを飲むところでした。(元が黄色い鳥がタピオカ飲んでるんだから良いのかな。)ともかく英語の交流を楽しめたのでよかったです。
その次の講義は薬を創る科学技術でした。薬学研究科の岩渕好治さんの講義で、薬の効き方と歴史、新薬の開発について教えていただきました。そして私はこの講義を受けて驚いたことが二つあります。一つは薬の効き方です。病原体に直接作用する薬は、病原体が間違ってそれと結合することで効果を発揮しているのです。薬は体の免疫機能を高める薬と病原体に効く薬があることはわかっていたのですが、どのようにして直接病原体に作用するのかがわかっていませんでした。それが病原体の性質を捉えたやり方で、また人間の免疫機能に通じるところがあり面白かったです。
二つ目は新薬開発の難しさです。これまでの失敗作まで全て試して見て3000種類の中からたった5つの成功例を探したり、新薬の効果を試すために様々な手順を踏まなければいけなかったりと、とても複雑なものであることがわかりました。
その次の講義はエンザイムハンター、酵素狩人でした。バイオ工学専攻の中山教授の講義で、酵素についてと花の色を変える方法のついて講義を受けました。特に花の色を変える、黄色いアサガオやペニチュア(野生では存在しない)を作るために努力はとてもすばらしいと思います。500万円かけて、黄色くなる酵素を作る遺伝子を抽出するためにキイロキンギョソウを1700本買った決断や、最後までやり切った根気です。以前の講義で植物の遺伝子組み換えの講義を受けたのですが、その時に遺伝子を取り出すのは簡単だと思っていた自分が恥ずかしくなりました。
今回の講義のお二方には共通点がありました。それはたくさんの試行を繰り返してようやく成功を手にしたと言うことです。一見遠回りに見える方法でも、地道に行い切ったと言うのがすごいと思います。なので私も何か問題に直面した時は、何か画期的な解決案もそうですが、愚直に全て試して見るというのも考えていきたいと思います。
投稿者:秋田県立秋田南高等学校