皆さんこんばんは。八戸聖ウルスラ学院の野呂知世です。第3回講座では、大関先生による「量子アニーリングと未来の情報科学」と、堀井先生による「21世紀のがん医療〜Precision Medicine」の講義の二本立てに加えて、「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」のミニ講義に参加させていただきました。
まずは、大関先生の講義についてです。さて、皆さんは「量子アニーリング」という言葉をご存知でしょうか。量子アーニングとは、組み合わせ最適化問題を効率良く解く方法のことを指します。組合せ最適化問題とは、数多ある選択肢の中から最もふさわしい、つまり最適な選択肢を選ぶ問題のことです。たくさんの選択肢があったとしたら、皆さんはすぐに「これ!」と選択することができるでしょうか。私は確実にできません(小学生の時に遠足のお菓子を購入する時も、なかなか即決することができずにおやに迷惑をかけていました...申し訳ない)。ここで量子アーニングの力を用いると、この難題を高速に解くことができるというのです。とても便利な技術ですよね。でもこの先の未来、そのような技術がどんどん発展していったらどうなるでしょうか。私たち人間ができることは何でしょうか。それは、「思考すること」です。技術はたくさんある選択肢の中から最適なものを選んでくれます。そこで私たちが考えることによって、その選択肢の数や種類を増やし、より最適なものを導くことができるのではないでしょうか。「最適なものを選ぶ」と言っても、まずはその「最適なものを選ぶための選択肢」が必須だと思います。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/34242
次に、堀井先生の講義についてです。レポートをまとめるのにかなりの時間を要しました。特に迷ったのは「限られた医療資源をどのような優先順位で使うべきか」という質問です。
私はまず、「病気」について考えてみました。皆さんは、どのような病気を優先して研究するべきだと考えますか。私は、できるだけ全ての病気を平等に研究するべきだと考えました。確かに、少数の病気に集中して対応することも大切だと思います。ですが、その少数の病気以外の対応が疎かになってしまい、本来なら治るはずのものも治らなくなってしまうと考えました。ただし例外も存在すると思います。たとえば、今回のCOVID-19についてです。急激な感染者の増加、そしてたくさんの人が命を落としてしまっています。このような被害の大きい病気に関しては、特化して研究に取り組むべきたと考えました。次に「人の優先順位」について考えました。皆さんは、人の命に優劣をつける、つまり人によって命の価値は異なると思いますか。私はそうではないと考えます。では、どのような順番で人を助けるべきでしょうか。私は2つ考えました。1つ目は「命の危険が迫っている人から」です。重篤な病にかかっていたり、大きな怪我を負ってしまっていたりしている人から治療すべきだと考えました。2つ目は「助かる可能性の高い人から」です。これは1つ目に矛盾してしまうのですが、いくら命の危機が迫っているとしても、その時点での医療技術には限界が存在すると思ったからです。
皆さんはどうでしょうか。これはまた別の話になりますが、もし自分が医療従事者で、目の前に怪我をしている人がたくさんいるとします。そしてその中に、自分の家族や友達がいたらどうしますか。私は少し前まで人の優先順位について述べていましたが、自分の家族と友達を助けてしまうと思います。医療従事者の方々は、高い技術だけではなく、「全員を平等に見る」という強い精神力を必要としているのだと感じました。
https://jpn.nec.com/medical_healthcare/index.html
さて、続いてはミニ講座についてです。突然の質問ですが、皆さんは「森林破壊」といったら何を思い浮かべますか。多くの人は「地球温暖化」をあげると思います。私もそう考えましたが、森林破壊は地球温暖化だけではなく、なんと‼︎「パンデミック(感染爆発)」の原因ともなりうるそうです!驚きの新事実ですよね!なんと‼︎今回の講座の発表者に立候補したところ、班の皆様が快諾してくださったので頑張りたいと思います!次回の講座では各班ごとの発表があるので、書記の方や他のメンバーと協力して私たちの発表を作り上げたいと思います。他の班の発表を見るのも楽しみです。
https://gooddo.jp/magazine/land_biodiversity/deforestation/
今回講義もとても楽しかったです。最後になりますが、このブログを見て「第4回講義が終わっているのに、なんで野呂は第3回講義が終わった直後のような雰囲気を醸し出しているんだ?」と感じた方がいらしゃると思います。言い訳になりますが、これは私がブログの新規作成を忘れたために、記事の原稿をコピペして貼り付けたものです。混乱させてしまってすみません。
投稿者:八戸聖ウルスラ学院高等学校