皆さんこんにちは。群馬県立中央中等教育学校の栁澤明日美です。
今日は2つの講義がありました。
1つ目は福本先生による「哺乳類の進化における歯の重要性について」です。
私は小学生の頃、歯が抜ける時に血が大量に出るのが嫌で、最初の歯が抜けた時からずっと「どうせ大人の歯(永久歯)がすぐ生えるから子供の歯(乳歯)なんていらないのではないか」と思っていました。しかし今回の講義を聞いて、乳歯があることによって赤ちゃんの頃から少しの食事をとることができ、永久歯に生え変わった時も同じように食事をすることができるということ、また、私たち人間を含む哺乳動物が長生きするのに繋がるということを聞き、乳歯がある意味が分かり納得しました。もし、小さい頃乳歯が生えていなかったら自分は今食事をすることができていなかったのかもしれないと考えると、乳歯は小さいけれど私達が生きていく上で大切な存在だと思いました。
またES細胞やiPS細胞の腫瘍であるテラトーマに歯が含まれていることが多いということに着目し、ES細胞やiPS細胞から歯はつくりやすいのではないかと考え、最終的に世界で初めてiPSからエナメル質をつくれる細胞を開発した福本先生と先生と一緒に研究をされた方は本当にすごいなと思いました。
自分は早食いで噛まずに食べてしまうことが多く、その上歯磨きも雑なので、自分が長生きするためにもこれからは30回噛むこと、もっと時間をかけて丁寧に歯を磨くことを意識したいです。
2つ目は中山先生による「エンザイムハンター 〜暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する〜」です。
今回の講義で、そもそも酵素とは何なのかという初歩的なことから先生が行っている研究のことまで、様々なことを知ることができました。私が最も印象に残っているのが、フラボノイド化合物によって普通だったら見ることができない色の花を見ることができるということです。例えば茨城大学の研究では、フラボノイドの1つである黄色フラボノイドをアサガオに取り入れたことにより、普通だったら咲くことはありえない黄色い色をしたアサガオを咲かせることに成功したそうです。以前伊藤先生のレポートで、遺伝子組換えを使ってどんな植物を作ってみたいかという質問があり、その時私は「緑の草や黄色いひまわりなど、1つの色しか見ることができない植物を遺伝子組換えを使って色々な色で見てみたい」と答えました。そのため今回この話を聞いた際、驚いたと同時に実際地球上にそのような花が存在しているということが分かり嬉しくなりました。
最後に「英語サロン」がありました。
留学生と英語で交流ということで少し緊張しましたが、自分の自己紹介に対して頷いてくださったり、質問に丁寧に答えてくださったりして嬉しかったです。留学生のうちの1人はタンザニア出身の方だったのですが、現地で有名な食べ物や場所、文化など様々なことを教えてくださり、タンザニアについて詳しく知ることができました。外国の方と直接話す機会はあまりないので、今回色々なことを話すことができて良かったです。ありがとうございました。
今日は5回目の講座でしたが、この講座にもオンラインでの交流も大分慣れてきたかなと思います。残り少ない講座も大切に、今後もたくさんのことを知ることができたらいいなと思います。
投稿者:群馬県立中央中等教育学校