だいぶ、久々の投稿になってしまいました????
岩手は11月下旬に初雪が降りました。着々と冬の到来が感じられる季節となりましたね。
さて、今回で第5回目となり、福本先生に再生医療について、中山先生に酵素についてご講義していただきました。また、ミニ講義として、外国人留学生との英語サロンもありました。
学校の探究活動で友人と再生医療について調査していたのですが、「歯」には着目していなかったのでとても興味深い内容でした。乳歯というのは私たちが長生きするための仮の歯で、決してただの生え変わるだけの歯ではないのです。私は、芸能人のような真っ白い歯に憬れを抱いておりました。しかし、それは歯のエナメル質を傷つける行為であることを知りました。健康な歯というのは、黄色い歯だそうです。なぜかというと、透明なエナメル質の中には黄色い象牙質があるからです。また、「歯」は咀嚼のためだけではなく、姿勢のバランスを保つことや敵からの身を守ることなどの様々な場面で使われていることも分かりました。私たちは、主に咀嚼をするために利用することが多いですが、噛むことは脳への刺激を促し、動物の学習・行動に大きな影響を与えていることを改めて実感したので、食事をするときは味わいうことも考えながらしっかり噛みたいですね( ´∀` )
再生医療と聞くと、iPS細胞を思い浮かべる方が多いと思いますが、歯髄幹細胞から臓器を作成するという研究も行われています。また、再生医療は倫理的問題や費用、移植時の拒絶反応などの問題があるのではないかと疑問を持つと思いますが、費用面については、さらに研究が進めば解決する可能性があります。しかし、再生医療があまりにも広まると自身の身体を大切にしなくなるのではないかという意見もあるので、私たちの再生医療に対する意識を変えていかなければならないのではないでしょうか。
今回の講義で最も印象強かったのが、テラトーマでした。この腫瘍の中からは健全な歯が生えてくるそうです。歯でなくても様々な臓器などがあるのに、なぜ「歯」なのでしょうか?このような謎も踏まえて、今後の再生医療に関心を持っていきたいです。
酵素というと体内での活動のイメージが強く、身近な酵素の利用例を調べる機会がありませんでしたが、今回の講義で多くの商品に酵素が使われていることを知りました。花の色の変化には酵素が関係し、その酵素を活性・抑制したりして今日の沢山の色の花ができていることを実感しました。中山先生は黄色の花を作成する研究をしていらっしゃいます。植物フラボノイドの様々な修飾のされ方によって色が変化し、土壌の㏗や酵素の構造などの複雑な問題がある中で、一つの色にするための調節は非常に繊細なものであると思います。この講義の課題で、産業や日常生活における酵素の利用例を調べたのですが、本当に身近にありすぎて、新しい発見が沢山ありました。また、酵素を調べることで、生命活動をするうえで大切な要素の一つを考えることができます。黄色に変えるためのカロラノイドもフラボノイドも原理的には違っているが、同じ色を出せる理由や植物によって色の替えやすさの違いなどの未解決な部分も多くあるそうなので、まずは酵素の基礎をおさえてから、深く考えていきたいと思います。また、スライドにあった参考書に興味が湧いたので、自分なりの理解で酵素の有効性を身近なものを利用して、研究してみたいと思いました。
英語サロンは、正直に言いますと撃沈しました(´;ω;`)
学校での授業の英語とは全く違い、いかに日頃の英語が身についていないのかがありありと見えました。しかし、時間が経過するにつれて、徐々に英語に慣れたような気がしてリスニングは磨くことができたのではないでしょうか。いつもはインプットばかりで、アウトプットができていなかったので、これを機に日常会話レベル以上に会話できるように工夫した学習が必要であると考えます。
今年も残り1か月を切りました。この残り少ない期間を充実させるために、目標を持って進んでいきたいです。
では、次回もお楽しみに!
投稿者:岩手県立花巻北高等学校