皆さん、こんにちは!
第3回講義と第4回講義のブログを投稿していなかったので、まとめて書かせていただきます。第3回目は大関先生に量子アニーリング、堀井先生に21世紀のがん医療について特別講義をして頂きました。
大関先生の講義では、チャット機能を用いた新体験の形態でした。量子アーニングのキーワードは「二次関数」!私は、数学の授業で二次関数っていつ、どこで、どのように使うのかと疑問に思ったことが多々ありましたが、解決しましたw 量子コンピュータは新型コロナウイルスの飛沫のシミュレーションに使われているスーパーコンピュータの富岳より消費電力が圧倒的に少ないため、更に様々な研究所で利用されていくのではないでしょうか。組み合わせ最適化問題を解くことで物流・製造・農業・防災に応用でき、効率を求める現代社会においてとても重要な問題を改善することができることが分かりました。また、科学者の在り方についても教えていただきました。学校で受ける授業とは全く違い、チャットで受講生の方々が考えていることを可視化できる非常にワクワクする講義でした。
堀井先生の講義では、新型コロナウイルス関連についてもお話しいただきました。このウイルスの影響で気軽に病院に行くことがためらわれるため、がん患者の特定が遅れている状況です。医療がひっ迫している中でのこの問題は、救える命も救えなくなってしまうのではないかと恐怖を感じました。
新生児期からがん細胞は毎日作り出されていますが、女性の方が男性よりがんになる確率は低いようです。思春期になる前までは、男女の身体的差を感じることが少ないと思いますが、思春期後からの成長過程で何らかの遺伝子などの影響で発がんのしやすさが異なってくるのでしょうか?考えれば考えるほど、謎が深まりますね^-^がんになりにくくするには、日頃の生活習慣が大切になってくることも改めて理解しました。
続いて、第4回目特別講義では、滝澤先生に化学反応について、佐貫先生に国際リニアコライダーについて特別講義をして頂きました。
化学がちょっぴり苦手な私ですが、今回の講義で化学を好きになりました。組成式や化学反応式をただ覚えるだけで、周期表の意味を考えることはほぼありませんでした。化学は様々な研究の基盤となる重要な分野なので、もっと化学を学ぼうとも思いました。一つの物質に加える熱量や不純物の有無で産物の付加価値が大きく変化することを知りました。また、マイクロ波を利用した、新材料・新機能の設計の難しさも実感しました。
ILCは岩手県が積極的な誘致を行っており、以前から岩手のテレビ番組でも取り上げられていました。素粒子は電子とアップクォーク、ダウンクォークからできています。宇宙はダークエネルギーが68%、ダークマター27%、素粒子が5%からなっているそうです。ダークエネルギーやダークマターってどのようにしてできたのでしょうかね?宇宙は謎が深くて、探究するのがワクワクしませんか?ILCは高いエネルギーの電子と陽電子を衝突させてビッグバンを再現し、生命の起源を知るための装置だそうです。世界的で大規模な装置が岩手にあれば、県自体も活性化しそうです。
今年も残り一か月を切りました。科学者の卵養成講座の基礎コースも後半戦です。更に充実した講義を受けられるように、日頃から科学について探究していきたいです。
今回はこの辺で!
投稿者:岩手県立花巻北高等学校