東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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令和2年度 活動ブログ

令和2年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2021.03.13

たまご日記⑨

 みなさんこんばんは。八戸聖ウルスラ学院の野呂知世です。早いもので、気がついたら今回の講座が今年度最後のものとなっていました。まずは今回の講座について振り返ってみようと思います。

 

 始めにたまごの方々の研究発表がありました。わからないものがちょくちょくあったので、調べながら発表会に参加させていただきました(汗)私が強く感じたことは、こういった研究であっても、日常生活の中でも、さまざまな方向から物事を見ることはとても大切だということです。前回の英語サロンでも実感したことですが、人によって見る「目」が異なるのです。だから自分の視点を増やすためには、人の意見に耳を傾けることがポイントになってくるのではないでしょうか?そのためには、自分の同じ、または似通ったものだけに触れることよりも、むしろ自分とは反対の立場にあるものを見ることの方が大切になってくるのだと感じました。始めのうちはイライラすると思います。私も実際そう感じることが多かったので...でも、そう考える経緯や理由を知るのって、とても楽しいと思います!それに、最後に伊藤先生がおっしゃっていたように「固定観念に囚われない」ことも大切なのだと。私たちの身の回りには、〇〇は〇〇だ、△△は△△だ、というように、もうすでに決められているもので溢れていると思います。別にそれを否定するわけではないのですが、それを別の目で見てみると、〇〇は××ではなくて、××は△△の反対だから、〇〇は△△でもあるのではないだろうか、みたいな感じで(あくまで私のイメージですが)。言い方を変えると、私たちは知らずのうちに常識に囚われていて、そこから抜け出すためにさまざまな意見に触れるべきだと考えました。余談ですが、今回に限って、ZOOMが落ちることが多々ありました(泣)私何かした...?と不安になるくらいブチブチ通信が切れました。家のWi-Fiのせいなのでしょうか?今度相談してみます。

 

 さて、10年と2日前に起こった東日本大震災。私は確か保育園の年長だったでしょうか?その時は先生が非難の指示を出してくれたから幸いでした。でも今日の講義を通して、もし今地震が起こったらどうするか、という問いに答えることができませんでした。確かに学校では定期的に避難訓練もしているし、防災マップを見たこともあります。でも私はそれらを目にしただけ、つまり身になっていないのです。避難訓練といえど、あくまで訓練です。軽い気持ちで臨んでいるわけではありませんが、やはり無意識のうちに「訓練」という言葉に少しは甘えてしまっているのではないでしょうか。だから、手に汗を握ることもないし、緊張で足がもつれたり腰が抜けてしまったりすることもありません。しかし私たちは機械ではないのですから、それは仕方のないことです。だから私たちは100%ではなくてもいいから、その時の最善を尽くすべきなのだと考えました。

 また、私の通うウルスラでは、11日に Memorial prayer が行われました。震災から10年、被災地はどのような道を歩んできたのか、私たちは何をすべきなのか、とても深く考えさせられました。私たちがいちばんしてはいけないことは、そのこと自体を「忘れる」ことだと思います。広大な自然を人間の力で完全に制御することは難しいことでしょう。だからこそ私たちは、このことを受け継いでいくべきなのだと感じました。また、命は平等である、この言葉はよく耳にすると思います。でも私は、命は平等であり、不平等でもあると感じました。

 

 あっという間に過ぎた1年でしたが、科学者の卵養成講座に参加することができてとても嬉しかったです。はじめは緊張して、講義を理解するのにも時間がかかってしまっていましたが、段々と講義を「楽しむ」ことができるようになってきました。活動ブログでアウトプットをすることで、学んだことや自分の考えたことを整理すると同時に、...めっちゃタイピングが速くなりました(笑)中学生の頃までは、授業でたまに触るぐらいだったのに...やっぱり「慣れ」の力ってすごいですね。まちかどサイエンスへのお陰で、前よりも広く「?」を感じることができて、科学は身近に存在するのだと実感することができました。ポートフォリオでは講義の質問はもちろんのこと、メンターさんにたくさんご迷惑をおかけしました。先生方、自分で聞きたいことをまとめていないまま質問したせいで、毎回質問が無駄に長くなってしまってすみませんでした。メンターさん、勉強を始めとして私の進路についての相談にまでも乗ってくれてありがとうございました。私も3年後にはメンターさんのような立派なひよこになりたいです。

 

 この講座と高校生活1年を通して私が感じたことは「比べるのは他人と自分ではなく、過去の自分と今の自分である」ということです。何に関しても、自分が他人よりも優れているということはないと思います。でも私はそうするべきだと思っているだけで、実際にそう考えることはまだできていません。やっぱり周りの目気になってしまいます。ここでたまごの講座を思い出してみると、他人を気にしていると変われない、勇気は一瞬、後悔は一生という言葉が頭に浮かびました。少しずつでもいいから、私は周りの目を気にしないひよこになりたいです。最後に事務局の皆様、レポートの締め切りが毎回ギリギリになってしまい、ご迷惑をおかけしました。本当にあっという間の一年間でしたが、とても充実したものにすることができたと思います。科学者の卵養成講座には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

投稿者:八戸聖ウルスラ学院高等学校

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