こんにちは。仙台育英学園高等学校2年のやました美玲です。
早めに書こうと思っていたのですが、講義終了から三日が経ってしまいました...
無事にレポートを提出し、時間に余裕が出来たので、活動ブログを書いていきたいと思います。
今回の講義は、伊藤幸博先生の「DNAと遺伝子組み換え植物」という講義でした。講義の中で一番印象に残っているのは、「アグロバクテリウム」です。アグロバクテリウムとは、自分の遺伝子を植物のDNAの中に組み込むことが出来る細菌で、植物から見れば病原菌の存在です。病原菌と聞くと、アグロバクテリウムにあまりいいイメージを抱かないかもしれませんが、実は人間が行う遺伝子組み換えの際に大活躍するのです。なぜかというと、人間がDNAを直接植物細胞にいれるのは困難ですが、アグロバクテリウムを仲介させることによってこれが簡単に出来るようになるからです。(長い間作るのが困難とされてきた青いバラが遺伝子組み換えによって誕生した話をご存知でしょうか。青いバラの遺伝子組み換え時にも、このアグロバクテリウム法が利用されたそうです。)アグロバクテリウム自身もこんなに人間に貢献してるとは思ってないでしょうね(笑)アグロバクテリウムの凄さがよく伝わったと思います。
今回の講義を受けて、本当にたくさんの知識を得ることが出来ました。そして、食品に遺伝子組み換えという単語を見つけると、食べる事はそっちのけで、頭をフル回転させ、これは何を目的に、どんな遺伝子が組み込まれてできたものなのだろうかと自然に考えるようになりました。(遺伝子組み換えの話ではないのですが、昨日は、「パプリカたまご」という卵を見て、なんでパプリカなんだろうと考えていたら、卵焼きが完全に冷え切ってしまいました(笑)これからは、冷めないうちにまずは食べるようにしたいと思います。)このように、日常生活と科学を具体的に結び付けられるようになったのは、自分にとってとても大きな成長です。これからの講義も、一回一回を無駄にせず、孵化できるように頑張りたいと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
投稿者:仙台育英学園高等学校