こんにちは。一関第一高等学校2年の石川由梨乃です。急に暑くなってきましたね。エアコンが欠かせない日々となりました。そして、東京オリンピックがついに始まりましたね!1年延期となったものの、開催できたことをとても嬉しく思います。気温が高くなって暑く感じ、オリンピックで日本、そして世界中が熱くなり、色々な意味で"アツい"ですね!
さて、今回の講義では安藤先生によるプラズマと核融合の話と渡辺先生による自家不和合性の話、そして羅漢先生による英語のミニ講義が行われました。どれも面白く、興味深いもので有意義な時間となりました。
プラズマっていう言葉を聞いて、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?電気?物理?そもそもプラズマって何⁉︎ということを思い浮かべると思います。私はそもそもプラズマって何だろう?というところがスタート地点でした。プラズマは電気を帯びた気体のことで、色々な発光現象が伴います。実は身近なところにあり、例えば蛍光灯や太陽、オーロラなどです。プラズマは物質の第4の相(電離したガス体)と言われています。講義の中で1番興味を持ったのは、プラズマと宇宙旅行の関わりについてです。宇宙に行くとなると、ロケットが必要ですよね?ロケットは化学燃料が使われており、その燃料の速度は5km/秒以下となっています。しかし、その燃料を電気の力すなわちプラズマに変えるとどうでしょう。電圧1Vで加速して、水素イオンなら10km/秒以上の速度となっています。燃料をプラズマにすることで、ロケットの速さが増加するだけでなく、エコな社会が築けるということが分かりました。プラズマは新しい未来を拓くと期待されていて、今後どのように活用されていくのかが楽しみになりました。
プラズマも面白いのですが、自家不和合性も面白いものです。自家不和合性とは、自己の花粉では受精が成立せず、非自己の花粉では成立することを意味します。人間で例えるなら、兄弟姉妹ではカップルは成立できませんが、他人同士なら成立するという感じです(例えが下手ですね、すみません)。この特徴を活かして作物の品種改良が行われていたり、質の高い作物を生産したりなどしています。実はこの研究には長い歴史があります。どれくらい前から行われているかというと、200年以上も前からです。驚きですよね?チャールズ・ダーウィンという方をご存知ですか?ダーウィンは生殖システムが変化できることを実験的に検証しました。具体的には、本来他殖性(自分の花粉では受精できない植物)のマルバアサガオを6世代に渡って自殖(自分の花粉で受精)させました。すると、5世代目までは自殖弱勢が現れていましたが、6世代目で他殖個体よりも大きくなりました。不変の株が現れて、これを「ヒーロー」と彼は名付けました。しかし、なぜこのようなことが起きるのか、誰も証明できていません。これもプラズマの話と同様、かなり期待できるものです。
最後は英語の話です。この講義を通して初めて知ったのは、1つの文(フレーズ)の中でどの単語を強く発音するかによって、ネイティブの人にとっては全く異なる意味で伝わるということです。私は時々ではありますが、学校のALTの先生に英語で質問をします。その時にどの単語を強く言うかなど、全く考えていませんでした。この講義を通して、もっと英語のスキルを伸ばしていきたい!というモチベーションが上がりました。
かなり長文になってしまいましたね。最後まで読んで頂きありがとうございました。次回もお楽しみに!
投稿者:岩手県立一関第一高等学校