東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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令和3年度 活動ブログ

令和3年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2021.09.05

量子アニーリングとは何か?

20210905001248-19f50babadca6da09b4ff35a9971899e06d4d5b5.jpgこんにちは。青森県立青森東高校2年の加藤優喜です。卵ブログ5回目の投稿になります。

 

講義の感想

 

さて、今回のブログは大関真之先生による「量子アニーリングと未来の情報科学」の講義についてです。大きなテーマは最適化問題についてでした。最適化問題とは、様々な選択肢がある中で、どの組み合わせが一番適しているかを求める問題のことです。具体的には、「最も多くの荷物をトラックに積むことができる配置」や、「最も早い住民の避難経路」などの解を導き出します。事前講義の中で数式が出てきたのですが、数学が苦手な私はヒーヒー言っておりました。身近な生活と数学が密接に関わっていることを大いに実感できる講座でした。

 

量子アニーリングとは?

 

そもそも量子とは、物質を作る最小の単位であります。原子・分子よりもミクロな視点である量子は、原子・分子の視点では思いもよらないような振る舞いをするんですね。その例が重ね合わせ状態です。量子アニーリングは、この重ね合わせ状態を利用して最適化問題の近似解を出す手法のことです。

 

重ね合わせ状態とは?

 

箱の中に入れた表と裏があるコインで考えてみます。我々の感覚では、コインは箱に入れた時点で表か裏のどちらかにすでに決まっているはずです。しかし量子の世界になると、コインは箱を開けるまで表と裏の両方の性質を持っているのです。観測するまでコインは表か裏か分かりません。この状態を重ね合わせ状態といいます。(重ね合わせ状態に関する思考実験として、「シュレディンガーの猫」が有名です。)この2つの状態を同時に扱えるという性質が、量子コンピューターの高速で並列な計算を可能にしているわけですな。

 

追加講義について

 

大関先生はなんと2時間半にも及ぶ追加講義を行ってくださいました。毎日少しづつでしたが、最後まで聞かせていただきました。質疑応答形式で量子アニーリングのお話を初め、大関先生のモノの考え方や勉強法についてのお話を聞くことができ、大変貴重な時間でした。また、大関先生はYouTubeでも活動をされており、少しづつ視聴していきたいと感じました。次回のブログも読んでいただけると嬉しいです。それではまた。

投稿者:青森県立青森東高等学校

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