こんにちは。岩手県立一関第一高等学校2年の石川由梨乃です。もう4月ですね。桜の蕾がピンクに色付いてきました。今年の桜はいかほどか、楽しみです。
今回のブログで最後となります。12日に行われた発表会、講座を通しての感想、未来の科学者のたまごへのメッセージを記します。
○発表会
さて、12日には今年度の締めである発表会が行われました。3分のプレ発表+8分の本発表という形で発表を行いました。3分のプレ発表では全体の場で発表、8分の本発表ではブレイクアウトルームでの発表で、3分の発表でしか他のグループの研究についてを聞くことが出来ませんでしたが、きっと素晴らしい発表だったと思います。
ここで少しばかりではありますが、行った研究内容についてご紹介します。
私は超音波イメージングについての研究発表をしました。そもそも超音波イメージングとは??生体内の組織・臓器の断層像を可視化する医用イメージングの1つです。リアルタイムに血流の流れを表示させることができます。例として、カラードプラ画像というのがあります。これは、血流速度を色で表現するものとなっています。この画像だけでも血流の速さは分かるものの、あくまでも超音波の送受信方向の速さで、実際の速度とは異なります。これは実際の流れる向きと超音波の送受信方向の向きが異なるからです。本研究では、この画像から速度と向きを算出してそれをベクトル表示(Vector Flow Imaging)させて、生体内の流れの可視化をしました。こうすることで血管系の病気の早期発見に繋がるのではないかと考察しました。ちなみにですが、このようなイメージングの技術が使える場所はあまりないようで、貴重な経験をさせて頂いたなと思います。
研究にご協力頂いた西條先生、石井先生、TAさん、そして一緒に活動した仲間に感謝申し上げます。
○講座を通して
あっという間に科学者の卵養成講座が終了しました。もっと聞きたかった話、興味を持てた話、様々ありました。最先端の科学技術について広く深く学ぶことができ、本当に貴重な経験をさせて頂いたなとしみじみ思います。この講座に参加する前後と比べて科学に対して「なぜ?どうして?」と色んなことに興味を持つようになりました。また、その興味を持ったことについて主体的に調べて理解に繋げようとしたり、講義毎に質問をしたり、気づいたらまるで子供心が蘇ったかのように活発になっていました。次世代を担う人材として、今回の講座で得たことをベースにして初心を忘れずに様々な課題に立ち向かえるようにしたいと思います。立ち向かうための知識は十分なのであとはそれをどう使うかは自分次第。どう使うかを考えて自分自身を向上させたいと思います。運営に携わって頂いた事務局の皆さんをはじめとする多くの方に感謝申し上げます。
○未来の科学者の卵へ
私はAIについて興味があり、この講座に参加しました。AIの技術が近年発達して高いスキルが求められるようになった現代社会において、最先端の科学技術が重要視させるようになりました。AI以外にも山程、未知なること(最先端なるもの)があります。それに立ち向かうのは私達、次世代を担う人材です。今のうちから最先端の技術に触れられるのは貴重な経験です。未知のことが最先端の技術で切り拓かれることは実に面白いことです。是非、科学者の一歩をこの講座で踏み出してみませんか?一緒に研究できる日を楽しみにしています!
最後に。
コロナ禍で受講生とは数回しか会うことができませんでした。コロナが終息して再会できる日を楽しみにしています!
また会う日まで!!
投稿者:岩手県立一関第一高等学校