みなさん、こんにちは。山形県立酒田東高等学校1年斎藤真由です。少し遅くなってしまいましたが、3月12日に開かれた科学者の卵養成講座の発表会について振り返りたいと思います。
私が今回の研究発表を聞いて一番感じたことは、レベルの高さです。大学の先生方のゼミに入って研究したとあるだけに発表者が使っている言葉もグラフなどもとても難しく感じました。高校での研究とは、やっていることの規模の大きさもありますがかなり違いがあることを感じました。私自身は研究発展コースでの発表はしていないので聞くことに徹していましたが、事前にいただいていた研究要旨をじっくり見ていても、この言葉なんだろうだったりこれはどういうことをしているのだろうと想像できないことも多々ありました。ですが、プレ発表も含め聞いていたすべてのグループが丁寧な実験と分かりやすい説明をしていて同じ高校生なのにすごすぎると一人圧倒されていました(笑)。また、質問をしたことについてもこちらわかるまで詳しく説明されていてこれまた圧倒されました。研究は奥が深いしまだまだ解明されていない、研究し続けられるものが世の中には数多く存在しているのだと実感しました。
この発表も聞き終わり閉講式があった時にはすでに寂しい気持ちでいっぱいでした。東北大学に来て受講できたのはたったの2回でしたがその2回が大変貴重な時間で多くの学びを得ることができたと思います。約1年前、東北大学の科学者の卵という講座があることを初めて知り家族からも進められ応募しようと決意しました。それにあたって応募用紙を書くのが本当に大変で大変でその頃は勉強以上に応募用紙を書くことを頑張っていました(笑)。ですが、高校の先生をはじめ家族にも手伝ってもらい何とか提出、そして合格をもらった時本当にうれしかったことを覚えています。そこから毎回の特別講義が楽しみで、質問をしたり講義を聴いたりと有意義な時間を過ごすことができたと思っています。
私は、実は文系を選択したので科学者の卵では指で数えられるくらいであろう少数派の人間だったと思われます。メンターさんとの学部交流の際には工学部と理学部のメンターさんのところにちゃっかり存在していて驚かれたのも覚えています(笑)。かつ、部活動も陸上部に入っているので科学部系に入っている方が多い中でそこでもまた少数派だなと思っていました。楽しみな講座でも毎回講義を予習したり、理解するということに苦労しましたが同じように頑張っている受講生がたくさんいるのだという一心でここまで頑張ってくることができました。理科も得意とは言えなかったけれど興味だけはありありとあったのでこのような状態で受講していた私でも毎回の新発見に夢中になっていました。だから、少しでも科学者の卵養成講座って面白そうだなとか科学って言ったら分野が広いけど大学の先生たちの授業聞いてみたいとか私みたいに文系に進もうと思ってるけど面白そうだなどと思っている方がいたらぜひ挑戦してほしいと思います。科学者の卵養成講座の講座を担当してくださる先生方もメンターさんもスタッフさんも事務局さんもみんながその一歩を歓迎してくれると思います。私自身この講義を受けて研究するということに興味を持ったので進路選択の幅が広がっていると感じています。何事もやってみないと始まらないという言葉はこういうものなのだと思います。
最後になりますが、講義をしてくださった先生方をはじめ、メンターさん、スタッフさん、事務局さん、そして受講生の皆さん本当にありがとうございました。皆さんには感謝してもしきれないほどです。またどこかで再会できることを願って勉学に励み学校生活を楽しみたいと思います。本当にありがとうございました!!!
投稿者:山形県立酒田東高等学校